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大阪駅前再開発の効果は...5年後、利益100億円増 JR西

 JR西日本は3日、グループの百貨店「JR大阪三越伊勢丹」が入居する新ビル建設など大阪駅前開発の効果について、平成23年春の完成から5〜6年後にグループ全体の営業利益を100億〜110億円押し上げるとの見通しを明らかにした。

 人口減少などで本業の運輸収入の伸びが期待できない中、流通や不動産事業で利益を確保する。

 中核となるJR大阪三越伊勢丹は年間550億円以上の売り上げを見込んでいる。消費者の低価格志向にも配慮し、高額商品中心の品ぞろえではなく低価格品まで幅広く扱う方向で検討している。

 また同百貨店の商圏は、関西にとどまらず岡山県や広島県まで拡大するとみており、山陽新幹線や在来線の利用増も期待。鉄道収入は年間50億円前後増加する見通しだ。

 大阪駅前開発は、23年春の九州新幹線との相互直通運転と並ぶ巨大プロジェクト。駅北側に延べ床面積約21万平方メートルのビルを建設するほか、大手百貨店の大丸が入る南側のビル「アクティ大阪」も増築する計画。総事業費は約2100億円。

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