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出動協定:明石市、事故現場に医師派遣 大久保病院と連携、到着時間を短縮 /兵庫

 ◇救命率向上へ

 明石市は、「現場医師派遣用緊急自動車」(ディーマーク)を導入する特定医療法人・誠仁会大久保病院(同市大久保町大窪、山本勇造院長)と出動協定を結んだ。自治体と民間病院がディーマークで連携するのは県内初で、救命率アップを図る。【南良靖雄】

 13日締結した協定によると、同病院の小平博・救急診療部長(44)と専属看護師計2人が乗務。月、火、木、金曜の午前9時~午後5時(木曜は翌日午前9時まで)に、市消防本部の要請を受けて出動。県公安委員会から道路交通法に基づく緊急自動車指定を受け8月中旬にも運用を開始する。

 車には、体内の出血などを検査する超音波診断装置などの機材を積み込み、重症外傷が疑われる負傷者の止血治療や気道確保などの救命措置を行い、県災害医療センターのドクターカーやドクターヘリで救命センターに搬送する。

 市消防本部によると昨年、ドクターカー・ドクターヘリを出動要請したのは32件。現場到着までに30分弱かかっており、ディーマーク導入で10分程度の短縮が見込まれる。小平部長は「一人でも救える命があれば出動したい」。北口寛人市長は「年間数十件かもしれないがベストを尽くしたい」と語った。

〔神戸版〕

毎日新聞 2009年7月15日 地方版

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