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ウイグル騒乱、負傷者1680人に 死者増える可能性も

2009年7月13日11時2分

 【ウルムチ(中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区)=西村大輔】新華社通信は12日、中国・ウルムチで起きた大規模騒乱の負傷者が1680人に達したと伝えた。このうち重体が74人で、184人とされる死者数がさらに増える可能性がある。自治区政府は、負傷者全員の医療費を全額負担することを決めた。

 当局発表によると、現在の入院患者は939人で、重傷は216人。家屋の損失は633戸に及び、このうち店舗が291カ所。損害を受けた車両は627台で、うち184台が焼かれたという。

 新華社によると、12日に自治区を視察した全国政治協商会議のウイグル族幹部は騒乱について「建国以来、最も多くの死傷者と最も深刻な財産の損失を出し、社会に対する影響が最も大きい暴力犯罪事件だ」と非難した。

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