[北京 13日 ロイター] 中国の新華社は13日、ウイグル族の問題をめぐって欧米の中国大使館などに対して行われているデモは、ウルムチで発生したウイグル族の暴動が組織的に計画されたものであることを示している、と伝えた。
新華社によると、ウルムチでの暴動を受け、アンカラ、オスロ、ミュンヘン、オランダなどの中国大使館や総領事館に対し、デモ隊が卵や火炎瓶、石などを投げつける事態が発生した。
新華社は「5日の暴動発生と同時に、東トルキスタンの独立支持者らが数カ国の中国総領事と大使館に対し、攻撃的な抗議行動を開始した。大使館攻撃とウルムチ暴動は、高度に組織化されていると思われる」と報じた。
ウルムチでは5日、工場でウイグル人労働者が漢族労働者に襲撃されて死者が出た事件に対するウイグル人のデモを警察が阻止しようとしたことから、騒乱に発展した。