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【ウイグル暴動】開く漢族との格差 貧困にあえぐウイグル族庶民 (1/2ページ)
暴動の発生から11日で1週間となる新疆ウイグル自治区・ウルムチ。暴動で外出を控えていた市民は10日、市内の路上に姿を見せ始めた。現地では、当局が漢族と少数民族の「民族団結」を呼びかける。しかし、ウイグル族市民の生活は相変わらず貧しく、不満はつのるばかりだ。(ウルムチ 野口東秀、写真も)
ウイグル族が多く住むウルムチ市内の大バザール周辺。路上では、少年が靴磨きをしている。
「お母さんが働けって言うから」。12歳のバープン君は1足1元(約14円)で靴を磨き、1日30元を稼ぐ。もうけはすべて両親に渡すという。一家の貴重な働き手のバープン君は小学校にも通っていない。
武装警察部隊の隊列近くには果物や衣料品、中古携帯電話などが並ぶ。ポロシャツは13元、メロン一切れ1元と価格は北京の5分の1程度だ。
「民族団結って何か分からない。ウイグル族は普通語(中国語の共通語)がまともにできないと職もないんだ」とトゥルソンさん(28)。トゥルソンさんは市東部の小さなモスク(イスラム礼拝所)の前の古ぼけたアパートに住む。両親、兄弟の子供ら6人と6畳ほどの部屋で暮らす。
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