(cache) 「大迷惑な結果」と都知事 去就懸念する声も - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 「大迷惑な結果」と都知事  去就懸念する声も

     民主が初の第1党に躍進し、自民と公明で過半数を割った東京都議選から一夜明けた13日、都庁は重苦しい雰囲気に包まれた。幹部の間では「自公に頼ってきた石原慎太郎知事の気力が持つのか」と去就を心配する声まで飛び交った。

     知事は同日正午すぎ、報道陣に「都にとって大迷惑な結果だ。今の政府が自らつくった人心の離反だ。(告示の)2日前に公認された候補が通ったり、2週間前から選挙を始めた候補が、自民党のエースを破ったのは異常な状況」と述べた。

     民主が訴えたのは新銀行東京からの撤退と築地市場の移転反対。局長級幹部は「築地移転は完全に凍結だろう」とみる。民主は現地での再整備を主張し対決姿勢が明確なだけに、移転計画の事業費を予算計上しても「否決される公算が大きい。知事はもう政権末期。登庁日も嫌気が差して減るのでは」。

     ある幹部は「1年生議員の多い民主はいわばキッズ。成熟した議論ができるだろうか…」との懸念を示した。

     別の局長級幹部は7選を目指した自民都連幹事長の内田茂氏が落選した影響を指摘。「内田さんは『ミスター都議会』。内田さんが自民の会派や公明をまとめ、知事を支えてきた。内田さんという後ろ盾がなくなれば、知事は政策推進の突破力を失う。3期目の半ばを過ぎ、気力が続くかどうか」と話す。

      【共同通信】
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