9日午後11時15分ごろ、千葉市花見川区武石町1の木造モルタル2階建てのアパート「シャイン武石」201号室の無職、韓国籍の大場勇(本名・朴宗河)さん(59)方から出火、同室約20平方メートルを全焼した。同居していた女性が全身やけどで意識不明の重体、朴さんも顔や腕などにやけどで重傷を負った。千葉西署によると、朴さんは「死のうと思い火をつけた」と話しているといい、回復を待って現住建造物等放火容疑で調べる方針。
同署によると、同日午後11時ごろ女性が布団に灯油をまき、2人で灯油をかぶり、朴さんが火をつけたという。朴さんは隣室に助けを求め、住人が119番した。朴さんは「仕事がなく生活に困り、2人で死ぬつもりだった」と話しているという。【中川聡子】
毎日新聞 2009年7月11日 地方版