飲酒運転の県職員を懲戒免 県処分、アダルト閲覧2人停職 2009/7/8 14:52
徳島県は8日午前、飲酒運転で検挙された農林水産部とくしまブランド戦略課の勝谷常治係長(44)を懲戒免職処分にした。勤務時間中にアダルト系サイトに接続してわいせつ画像を閲覧した南部県民局の水川公出納室長補佐(54)=課長補佐級=を停職6カ月と事務主任=係長級=に降任、企画総務部次長の新居見勝洋次長(59)=部長級=を停職3カ月と主幹=課長級=に降任とする懲戒処分にした。降任はそれぞれ1階級。職員の不祥事が相次ぎ、県民の信頼回復に取り組んでいる最中に起こったことから、重い処分とした。
県人事課によると、勝谷係長は5日午前0時半ごろ、徳島市新浜町1の県道で酒気を帯びて自家用車を運転。飲酒運転の検問中だった徳島東署員に検挙された。
水川室長補佐は、4月30日から6月12日までの7日間にわたって計4時間半近く、業務用パソコンからわいせつ画像が掲載されたサイトへの接続を繰り返した。水川室長補佐は、1988年5月に道交法違反(ひき逃げ)で逮捕され、停職3カ月の処分を受けていたにもかかわらず、公務員としてあるまじき行為を繰り返した。
新居見次長は、南部県民局に在籍中の2008年12月15日から09年1月27日までの6日間にわたって計1時間半余り、わいせつ画像が掲載されたサイトに接続していた。
県の懲戒処分指針では、酒気帯び運転の場合は「停職、免職」、わいせつ画像の閲覧は「戒告、減給、停職」。このうちの最も重い処分が適用された。
また県は水川室長補佐の上司3人と、新居見次長の当時の上司2人を厳重注意処分にした。