研究スタッフ
くぼ まさとし
久保正敏
KUBO Masatoshi
文化資源研究センター・教授
[2009年3月26日更新]
略歴
京都大学大学院工学研究科修士課程電気工学第二専攻修了。京都大学工学部情報工学科助手を経て、1983年より民博。
専門分野
コンピュータ民族学(情報組織化論、博物館情報論)、民族情報学(先住民とメディア文化論)
研究のキーワード
オーストラリア先住民の社会と文化、文化資源の共有と共創
現在の研究課題
文化資源の国際的共有と活用を図るためのドキュメンテーション、デジタル化、情報環境、知的財産権概念に関する基礎的研究と調査
所属学会
情報処理学会、電子情報通信学会、日本文化人類学会、民族芸術学会、日本産業技術史学会、アートドキュメンテーション研究会
主要業績
2003 「模倣と創造−エスニック・アートとファイン・アート」『模倣と創造のダイナミズム』pp.215-239, 勉誠出版。
2002 『田中千代コレクション−世界の民族服と日本の洋装100年』千里文化財団 (高橋晴子との共編著)
2002 「アボリジニとスポーツ」『多文化国家の先住民−オーストラリア・アボリジニの現在』 pp.239-260, 世界思想社。
2000 Japanese Civilization in the Modern World XIVInformation and Communication (Senri Ethnological Studies 52),National Museum of Ethnology,(Umesao Tadao、William Kellyとの共編著)
1996 『マルチメディア時代の起点 イメージからみるメディア』日本放送出版協会(NHKブックス No.779)
1995 『コンピュータ・ドリーミング オーストラリア・アボリジニ世界への旅』明石書店
1993 「民博コスチュームデータベース」『情処研報』Vol.93 No.105 93-CH-20 情報処理学会 pp.37-44 (八村広三郎、高橋晴子、杉田繁治、大丸 弘との共著)
1991 「歌謡曲の歌詞に見る旅 −昭和の歌謡史・私論−」『国立民族学博物館研究報告』15巻4号 国立民族学博物館 pp.943-986
最近の研究業績
編著書
2008 Museum Co-operation 2008: Newsletter of the Intensive Course on Museology, Dec.2008, National Museum of Ethnology (Isao Hayashi, Sayuri Shida との共編).
2008 『科学映画とサイエンス・コミュニケーション 報告書』、Mar.10.2008、総合研究大学院大学.
2007 Museum Co-operation 2007: Newsletter of the Intensive Course on Museology, Dec.2007, National Museum of Ethnology(Yukiya Kawaguchi, Sayuri Shidaとの共編).
2007 『国立民族学博物館開館30周年記念 科学映画祭 人と科学をつなぐ世界の映像 報告書』,Mar.30.2007,総合研究大学院大学。
論文等
2009 「性文化の博物館」『月刊みんぱく』33(3)、pp.10-11、Mar.1.2009、国立民族学博物館.
2009 「竹製品の用途と広がり−国立民族学博物館所蔵資料データベースから見る竹の道具」『天理ギャラリー第136回展 モンスーンアジアの竹文化−素朴な技術と造形の美− 図録』pp.6-7、Feb.16.2009、天理ギャラリー.
2008 "Historical Analysis of YUNNAN Chronicle: Using Time-Space Analysis System Hu-Tiome" in PNC and ECAI 2008 Annual Conference Joint Meeting with ECAI and JVGC: Program and Abstract Book, p.91, Dec.6.2008, Ta Quang Buu Library, Hanoi University of Technology, Hanoi.
2008 「雲南県誌から生態史を読む−時空間統合アーカイブズの構築を目指して」『アジア遊学 No.113 特集 地域情報学の創出』、pp.152-161、Aug.30.2008、勉誠出版.
2008 「第12章 日本とラオスの人的交流史」クリスチャン・ダニエルス責任編集『地域の生態史』(論集 モンスーンアジアの生態史―地域と地球をつなぐ―第2巻)、pp.247-268、May.15.2008、弘文堂(吉田裕彦との共著).
2008 「科学映画祭「人と科学をつなぐ世界の映像」報告」『科学におけるコミュニケーション2007 葉山高等研究センター研究プロジェクト「人間と科学」研究課題「科学におけるコミュニケーション」』、pp.213-227、Mar.31.2008、総合研究大学院大学 葉山高等研究センター.
2008 「第2章 最先端科学と社会を接合する学の構築 博物館という場の活用を通じて」『科学におけるコミュニケーション2007 葉山高等研究センター研究プロジェクト「人間と科学」研究課題「科学におけるコミュニケーション』、pp.7-11、Mar.31.2008、総合研究大学院大学 葉山高等研究センター(吉田憲司との共著).
2008 「文化資源の時空間統合アーカイブズ:研究資源の共有を目指して」『人間文化研究機構研究資源共有化シンポジウム 研究資源共有化−その展開と可能性−』、pp.41-44、Mar.14.2008、人間文化研究機構.
2008 「メコン流域における水環境年代記のデータベース開発」『人間文化研究機構総合推進事業 連携研究中間報告書 日本とユーラシアの交流に関する総合的研究 湿潤アジアにおける「人と水」の統合的研究』、pp.58-59、Feb.29.2008、人間文化研究機構.
2007 「
博覧会と博物館の結びつき(1)、(2)」『千里ニュータウン展&万博展をした吹田市立博物館を小山修三館長と盛り上げるブログ[07EXPO70・わたしと万博]』Dec.16.2007.
2007 「T2Map 時間情報に特化した解析ツール」『人文科学とコンピュータシンポジウム論文集 デジタルアーカイブ−デジタルアーカイブと時空間の視点』pp.183-188、Dec.13.2007、情報処理学会(関野樹との共著).
2007 「エクスプロラトリウム 科学博物館のメッカ」『月刊みんぱく』31(12)、pp.10-11、Dec.1.2007、国立民族学博物館.
2007 「民族調査団史」『第56回企画展 モチゴメの国ラオス−メコン河流域の暮らし 図録』pp.31-pp.32、Oct.17.2007、天理大学附属天理参考館(田口理恵・木田歩との共著)。
2007 「アボリジニ旗の三色に塗られたディジュリドゥ」『世界を集める−研究者の選んだみんぱくコレクション』pp.116-117,Jul.26.2007,国立民族学博物館。
2007
「岩壁画のレプリカ」『みんぱくe-news』72,Jun.13.2007,国立民族学博物館。
2007 「主張する美術作品」『月刊みんぱく』31(4):8-9,Apr.1.2007,国立民族学博物館。
2007 「時空間統合アーカイブズ構築の構想 −ミクロ−マクロ往還、Cychronicle」『文化情報資源の共有化システムに関する研究 研究成果報告書』pp.51-54,Mar.31.2007,国文学研究資料館。
2007 「アボリジニとワニの話」『吹田市立博物館 博物館だより』29:6,Mar.25.2007,吹田市立博物館。
2007 「オーストラリア・アボリジニの管楽器、ディジュリドゥ」『新製品民俗学[男の新製品情報誌]』2:48,Feb.28.2007,ワールドフォトプレス。
2007 「国立民族学博物館の民族学研究アーカイブズ」『アーカイブズ』26:87-90,Jan.31.2007,独立行政法人国立公文書館。
2006 「アボリジナル・コンピュータ 情報化社会における共生の知恵」『国立民族学博物館公開講演会 多文化共生を考える オーストラリアの現場から』レジュメ,pp.5-6,Oct.27.2006,国立民族学博物館。
2006 「オーストラリア交通事情:アウトバックの距離を克服する」『季刊民族学』118:3-41、Oct.20.2006、財団法人千里文化財団(堀江保範との共著)。
2006 「水の器・第2回 始まりの器」『連携研究「人と水」研究連絡誌 人と水』1:26-27、Oct.10.2006、人間文化研究機構。
2006 「モノと情報班の活動:時空間統合型データベースの構築を目指して」『総合地球環境学研究所研究 プロジェクト4-2 2005年度報告書 アジア・熱帯モンスーン地域における地域生態史の統合的研究:1945-2005』pp.338-347, Sep.30.2006、総合地球環境学研究所。
2006
「写真とアウラ」『月刊みんぱく』30(8):7-8、Aug.1.2006、国立民族学博物館。
2006 「文化人類学研究成果としての文化資源−博物館資料の活用を目指して−」『日本文化人類学会第40回研究大会プログラム・研究発表要旨』p.68、Jun.03.2006、日本文化人類学会第40回研究大会準備委員会。
2006 「日本教育情報学会第21回年会シンポジウム パネル討論 ディジタル・アーカイブの教育活用の現状と課題」宮田仁・後藤忠彦・久保正敏・井上透 『教育情報研究』Vol.21 No.3、pp.53-65、Feb.28.2006、日本教育情報学会.
2006 「第二章─管理運営 第四節 博物館活動 レストランの変遷」『国立民族学博物館三十年史』pp.91-94,国立民族学博物館。
2006 「第三章─研究 第五節 プロジェクト研究・COEによる研究」久保正敏・杉田繁治 『国立民族学博物館三十年史』pp.129-132,国立民族学博物館。
2006 「第四章─展示 第一節 展示場の増設と常設展示 二〇年間の展示の変化 ビデオテークの更新」『国立民族学博物館三十年史』pp.194-195,国立民族学博物館。
2006 「第四章─展示 第三節 新たな展示へ 情報展示の試み、映像の広場」『国立民族学博物館三十年史』pp.229-230,国立民族学博物館。
2006 「第五章─社会連携 第七節 財団法人千里文化財団」『国立民族学博物館三十年史』pp.288-298,国立民族学博物館。
2006 「第七章─情報化」『国立民族学博物館三十年史』pp.354-396,国立民族学博物館。
2006 「水の器・第1回 ヴァーチャルな道具」『連携研究「人と水」研究連絡誌 人と水』0:16-17,人間文化研究機構。
2005 「資料と情報 民博の民族学研究アーカイブズ」『民博通信』111:22-23,国立民族学博物館。
2005 「文化資源アーカイブズの共同構築と共同利用(パネル討論 ディジタル・アーカイブの教育活用の現状と課題)」『日本教育情報学会年会論文集』21:xxii-xxiii,日本教育情報学会。
2005 「視座 情報資源とコモンズ」『民博通信』108,裏表紙,国立民族学博物館。
館外活動(大学教育、社会活動等)
総合研究大学院大学 文化科学研究科併任教授
総合研究大学院大学 葉山高等研究センター研究プロジェクト「人間と科学:最先端科学と社会を接合する学の構築−博物館という場の活用を通じて−」研究代表
総合地球環境学研究所 研究プロジェクト「アジア・熱帯モンスーン地域における地域生態史モデルの構築」「モノと情報班」班長
財団法人 とよなか国際交流協会 理事長
ボランティア組織 「Multimedia Educational Forum」代表
特定非営利活動法人 MEF(Multimedia Educational Forum)理事長
大阪デジタル教材開発協議会委員長
代表者を務めた研究・プロジェクト
科研「先住民社会のダイナミズムとオーストラリア行政の歴史に関する文化人類学的研究―ノーザンテリトリを中心として―」(1999-2000)
科研「オーストラリア・アボリジニ絵画データベースの構築と応用」(1997)
科研「博物館におけるマルチメディア情報展示手法の基礎的研究」(1994-1996)
関連ページ