経済
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THIS WEEK マスコミ
夏のボーナス戦線 百万円カットでも余裕漂うTV局員
(週刊文春 2009年7月16日号掲載) 2009年7月11日(土)配信
高給で知られるテレビ局社員も、大幅なボーナス・カットに見舞われている。
「こんなに減らされたら、ローンを払えませんよ」
フジテレビのある幹部の元には、後輩社員が数人相談に来たという。ボーナス返済を頼りに、住宅ローンを組んでいる社員にとっては減額は痛手だ。
小誌の取材によれば、各局のカット額は四十歳社員平均で次の通り。
TBS=▲七十四万円
テレビ朝日=▲七十二万円
テレビ東京=▲六十三万円
読売テレビ=▲百十万円
関西テレビ=▲百万円
朝日放送=▲五十九万円
「最も高給と言われるフジは、業績に応じたボーナス制度のため同期でも金額が異なるようですが、昨年比で百万円前後のカット(四十歳)と見られています」(民放某局社員)
減額で百万円もあるなら、元はいくらなのかと調べてみたものの、実態はわからない。
テレビ局の経営はCM収入頼み。昨年は広告の収入減が大きく響いた。〇九年三月期の決算で、テレビ朝日とテレビ東京が赤字に転落。他の各局も苦しい決算が続いた。
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