紙袋かぶりコンビニ強盗もあっさり見破られ御用…大阪・大正区

　紙袋をかぶった覆面コンビニ強盗が、店員に正体をあっさり見破られ御用となった。２８日午前３時３２分ごろ、大阪市大正区のコンビニエンスストア「サンクス大正駅南口駅店」に、紙袋をかぶった男が押し入り、レジの男性店員（２３）に包丁を突き付けて「金を出せ」と脅迫。現金約２１万円やテレホンカードなど計２７万円相当を奪って逃げたが、その約８時間後の午前１１時４５分、強盗の容疑で緊急逮捕された。

　大正署によると逮捕されたのは、このコンビニの近くに住む無職の竹村吉富容疑者（６１）。犯行当時はカッターシャツにズボン姿で、紙袋を逆さに頭からかぶり、目の部分だけ穴を開け、顔を隠していた。同容疑者は普段からこのコンビニに頻繁に出入り。ごみ箱をあさるなどの行為を日常的に繰り返していたため、店員が声や話し方、体格、動作などを記憶していたという。

　犯行から約６時間後の午前９時３０分ごろ、コンビニ近くのパチンコ屋に開店前から並ぶ容疑者を店長が発見。同署に通報した。任意同行に応じた同容疑者は当初、犯行を否認していたが、自宅で強盗で使った紙袋と穴あき包丁が発見され、犯行を自供。調べに「ギャンブルで遊ぶ金がほしかった」と供述しているという。

（2009年6月29日06時01分  スポーツ報知）

（ ）

（ ）

ソーシャルブックマークに登録