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ウルムチ市内、平常に戻る兆し 一部で道路封鎖継続

2009年7月9日13時17分

写真:ウイグル族居住区に近い朝市には、朝食を買う人たちの行列ができていた。街は平穏を取り戻しつつある=9日午前9時、ウルムチ、奥寺淳撮影ウイグル族居住区に近い朝市には、朝食を買う人たちの行列ができていた。街は平穏を取り戻しつつある=9日午前9時、ウルムチ、奥寺淳撮影

写真:ウイグル族居住区に近い朝市で、朝食などを買い求める人たち=9日午前9時、ウルムチ、奥寺淳撮影ウイグル族居住区に近い朝市で、朝食などを買い求める人たち=9日午前9時、ウルムチ、奥寺淳撮影

 【ウルムチ(中国新疆ウイグル自治区)=西村大輔、奥寺淳】5日に大規模な騒乱が起きた中国・ウルムチでは9日朝、前日まで中心部に展開していた大勢の治安部隊が一気に減り、市場や商店が再開するなど市民生活は平常に戻りつつある。

 7日に漢族に襲撃されたモスクの近くにある朝市では早朝から、漢族やウイグル族の住民らが野菜や果物などを買い求めていた。露店で豆乳を売る張勝利さん(50)は「昨日まで材料が手に入らず、商売にならなかったが、今朝は千杯が完売だ」。生鮮品を買いに来たウイグル族の30代の女性は「昨日までは不安だったが、安心して外出できるようになった」と話した。

 ただ、騒乱が激しかったウイグル族居住区に通じる道路は、今も治安部隊による厳重な封鎖が続いている。

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