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偽計業務妨害:雇用契約継続狙い差別的はがき 町嘱託職員を容疑で逮捕--福岡・立花

 ◇勤務先の役場に郵送

 福岡県警は7日、勤務先の町役場に差別的内容のはがきなどを送ったとして、同県立花町嘱託職員、熊本和彦容疑者(52)=同町山崎=を偽計業務妨害容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は、07年8月15日ごろ、自宅にカッターナイフの刃を同封した脅迫状を郵送し、16日に町役場に持ち込んで幹部らに見せた。さらに差別的な内容を書いたはがきも役場に郵送し、町に「連続差別ハガキ事件地元対策会議」を開かせるなど、対応を余儀なくさせたとしている。

 県警によると、熊本容疑者は02年に臨時職員として採用され、同和対策などを担当した。「採用を継続させるためにやった」と容疑を認めているという。県警は自分を人権差別の被害者とすることで、雇用契約を切りにくくする目的だったとみている。03年から役場などに計44通のはがきを送ったとみられる。

毎日新聞 2009年7月8日 西部朝刊

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