水陸両用バスを日本で最初に走らせた大阪市で6日、国内に3台しかない水陸両用バスが一堂に集まり、街中を並んで走行するイベントがあった。3台は同市都島区の桜ノ宮港から連なって大川に乗り入れ、約100人の乗客が川から眺める水都の情景を楽しんだ。
列をなして天満橋付近を航行する水陸両用バス=6日午後、大川 |
集結したのは、大阪市内を走る国内第1号の水陸両用バス「チャレンジャー号」▽栃木県日光市でダムを探検する「LEGEND零ONE号」▽信州・諏訪湖を一周する「同TWO号」−の3台。イベントは、新しく完成した「TWO号」のお披露目も兼ねて、企画されたという。
3台は、大阪府庁を出発後、上町筋や土佐堀通りなど市内の通りを時速40キロで走行。桜ノ宮港では水しぶきを上げながら大川に突入し、川の中では時速3ノットのスピードで進んだ。乗客は陸上60分、水上30分の“小旅行”を満喫した。
イベントを主催した大阪・水かいどう808の須知裕曠理事長は「新型インフルエンザを吹っ飛ばそうと目立つことを企画した。水陸両用バスを大阪からどんどん広げていきたい」と話していた。
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