365アンケート「児童ポルノ改正案、単純所持の是非は?」集計結果

単純所持に対する罰則が「必要」は、わずか1.6%。

 

「子どもと青少年の性的搾取に反対する世界会議」のHP

画像・昨年11月に、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた
「第3回子どもと青少年の性的搾取に反対する世界会議」
のHP。子どもを対象とした性描写やアニメを犯罪と規定した

 

 「BNNプラス北海道365」は、毎週新たなテーマを設け、読者のみなさんが参加す「365アンケート」を実施しています。

 6月29日から7月5日までの「365アンケート」は、「児童ポルノ改正案、単純所持の是非は?」のテーマで実施しました。

 6月26日から衆院法務委員会で、児童買春・児童ポルノ禁止法の拡散防止を目的とした改正審議が始まりました。

 それぞれ改正案を提出した与党と民主党の焦点は、児童ポルノを個人的に保管する「単純所持」を処罰対象とするか否かです。双方の主張には大きな隔たりがあり、今国会での成立は微妙な情勢です。

 児童ポルノの摘発に各国の連携が不可欠とされる中、日本では単純所持を禁止していません。また、アニメやゲームソフトにレイプや虐待の描写が氾濫していることもあり、各国からは「児童ポルノ大国」との批難を浴びています。

 与党の改正案は、個人が性的好奇心を満たす目的で児童ポルノの写真や映像を持つ「単純所持」を規制対象としています。

 一方、民主党の改正案は、「児童ポルノ」を「児童性行為等姿態描写物」と名称を改めて定義を明確化、児童ポルノを購入したり、繰り返し取得することを禁じた「取得罪」の新設を主張しています。

 期間中、2798人の方に参加していただきました。アンケートの投票結果は以下のとおりです。

 (1)児童ポルノ規制に単純所持の罰則は必要ですか。

 ・必要 45票

 ・不要 2697票

 ・判断できない 49票

 ・回答なし 7票


 
 (2)「必要」と答えた方にお聞きします。その理由は。

 ・有償、無償に関わらず、所持すること自体が問題 20票

 ・罰則を設けなければ、国が「合法」のお墨付きを与えたことになる 8票

 ・一生涯、おびえる女性が後を絶たないため 12票

 ・回答なし 1票

 ・その他(自由記述) 10票

 <「必要」と答えた方の主な自由記述>

 「自主的に取得した場合のみ単純所持でも問題」

 「児童の育成に深刻な影響を与えかねないからものにより、ランクわけるべき」

 「なぜ女性限定なのか?おびえる男性もいるのではないか?」

 「あくまでも現実の被害者が存在する媒体に限っての話です」

 「児童ポルノを所持する権利よりもそれを見られて傷つく児童の権利の方が遙かに重要だから」

 「他の国との調和のため。他に理由は無い」


 

 (3)「不要」と答えた方に伺います。その理由は。

 ・勝手に画像が送られてくる場合がある 299票

 ・「表現の自由」を踏まえれば、過剰な規制 1655票

 ・有償で取得した場合に限り、罰則を適用すべき 169票

 ・回答なし 21票

 ・その他(自由記述) 556票

 <「不要」と答えた方の主な自由記述>

 「規制すべき部分は規制すべきだが、アニメゲームなども規制するのは過剰な規制だと思うため」

 「児童ポルノの定義が不明瞭」

 「性犯罪との関係性が証明されていない」

 「そもそも児童ポルノとされる範囲が広すぎる」

 「そもそも何をもって児童ポルノとするかの定義が曖昧な上、過去にそれに該当するような出版物が普通に流通していたこともあり、恣意的に運用されれば多大な人権侵害を招きかねない。被害者へのサポートと加害者への罰則強化を優先すべきなのに、無意味に加害者の立場の人間を増やそうとしているだけにしか思えないから禁止されてない日本の方が性犯罪が少ないから」

 「アニメやゲーム内には被害者など実在しないから」

 「ダガーナイフの単純所持禁止で漁師のカキ殻むきナイフまで処分しなければならなくなる状況を鑑みるに、一旦『単純所持禁止』条項が生まれたらどこまで無茶な運用をされるかわかったものではありません」

 「動機を明確にすることは困難なので、冤罪が出る可能性が高い」

 「ポルノは性欲処理の為の物であり、欲求のはけ口として必要な物だから」

 「自分が使われている児童ポルノに苦しめられる女性を減らすためには、実写の児童ポルノを撮る者や未成年者への性犯罪に対する罰則を強化すべきだと考えたため」

 「現在の法律で十分取り締まれる。また、単純所持規制は児童の保護にはつながらない。政府が国民をコントロールしたいだけ。国民全員をいつでも逮捕できる法律だ」

 「児童ポルノの製造者と頒布者が罰せられるべきで、現行法内でも十分に対処可能な問題」

 「平成の治安維持法、21世紀の禁酒法、現代の魔女狩りになりかねない危険極まりない内容であり、決して、認めることはできない。選挙前のどさくさにまぎれて、成立されることなど、絶対にあってはならない」

 「現在の児童ポルノにおける問題は、インターネットの普及による援助交際(子供同士含む)が増えてきていることだと思うので、単純所持問題は問題の本質をついていない」

 「テロリストの大多数がコーランを所持しているからといって、平和なイスラム教徒までコーランの単純所持で逮捕すべきではない」

 「明らかに児童ポルノだと分かる物ならともかく、判断のつきにくい画像等もあるでしょう。そう言う物の存在を無視して単純保持に罰則をつけるのは危険と思われます」

 「勝手に送られることもあり、気付いていないうちに法律にふれる可能性もあり危険。 警察の点数稼ぎにつながる。現行法で発信者を特定し捕まえられるため」

 「上記の選択肢の他、今の案のままでは例え自分の子供がプールで遊んでいる写真であってもアウトになる。そんな事で罰せられてはたまらない。線引きが曖昧すぎるのが一番の問題だ」

 「自由の侵害もあるが、何より凶悪犯罪の予防としてポルノは必要」

 「単純所持の犯罪化により、児童ポルノが大金に化けるから」

 「現行単純所持禁止されている銃や麻薬等と比べて、製造があまりに簡単で、他人を陥れる手段として『送りつけ』などがいとも簡単に出来てしまうから」

 「規制=性犯罪の増加につながる」

 「一部愛好者の為に、過去の写真や卒業アルバムまで処分しないといけないのか理解できない」

 「調査・議論が不足しすぎている」

 「表現物である写真や絵を、現行法で単純所持が規制されている麻薬・拳銃のようなものと同列に考えるのはいかがなものか」

 「容易に他者を社会的抹殺できるため」

 「持ってるだけで何をした?現実にいる子供に手を出したやつを罰すべき」

 「現行法の三号規定(衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの)が曖昧すぎる 」

 「財産権の侵害等で違憲、3次ロリコンのはけ口がなくなるので犯罪が増加、冤罪の増加、さらにこれを機に違憲まみれの2次元規制に進む可能性が高いから」

 「性犯罪者に子どもを脅迫する凶器を与えるから」

 「性的好奇心で所持しているのか、そうでないのかを、どこで判断するのでしょうか?判別不可能な時点でいくらでも恣意的逮捕が可能。よって単純所持の罰則を設けることは間違っている」

 「『表現の自由』だけでなく『思想・信教の自由』にまでをも縛る、国家による統制・検閲に他ならないから」

 「暑中見舞いで『赤ちゃんと海に行ってきました~(^^)/』→自爆テロ、送られた奴も逮捕」

 「国会図書館から何万冊の本が消えるか見ものだな」

 「今度からは電車では痴漢冤罪じゃなくて、ポケットやカバンに児童ポルノ入れて嵌めるのが流行るな」

 「児童を守る為の規制の強化は必要だが、自民案では範囲が広すぎる」

 「ざる法でなんも価値なし」

 「そもそも児童ポルノの単純所持を取り締まることは、実際の児童の人権を保護することにはならない」


 (4)そのほか、児童ポルノの単純所持などに関し、自由な意見をお書きください。

 「単純所持を規制してしまったら、児童ポルノと思わしきものを持っただけで簡単に犯罪者にされてしまう。規制の線引きが曖昧であるし、創作物にまで規制をかける意味が無い。更に他国からの批難によって、自国の文化を貶めるのは外圧に屈したことになる。そのことは単純に自国の地位を下げることでもある。これらのことにより、単純所持ないしは児童ポルノの改正自体も疑わしいものだと思われる」

 「幼児に対して劣情を抱き、犯罪を起こす事は言語道断であるが、現時点での規制案では児童ポルノの定義が曖昧であり、身内のスナップ写真等も違反であるとして取り締まろうとする姿勢には本来の制度の目的と解離しており、違和感を覚える」

 「取り締まる事自体には反対しないが線引きをはっきりしてほしい、女性議員がヒステリックに取り締まれ!と叫んでいるようにしか見えない」

 「今の規制論者の意見は、本当に児童を守ろうとしているとは思えない。かつて個人情報保護法が成立した時も、保護より不祥事を起こした人の隠蔽などに悪用される問題の方が多かった。今回も言論の弾圧や検閲などに恣意的に利用されるとしか考えられない」

 「児童ポルノを規制しよう!と叫ぶのは簡単だが、明確な区分けもせずに施行するのは危険。今回の改正案も『理解の浅い人が外国から言われたからとりあえず叫んでいる』ようにしか見えない」

 「規制された国は規制されてから犯罪被害が増えたというデータが既に存在するのに、規制しようという動きは被害の減少という建前と全く逆の行動になっている」

 「実際の被害児童の存在しないフィクションにまで範囲を拡張することは、表現の自由に反し、日本のアニメ漫画ゲーム業界を縮小させ、経済に影響を及ぼすだけでなく、一番重要な被害児童の救済をおざなりにすることになると思います。また、処罰範囲の曖昧な単純所持規制は、不当な逮捕を可能にし、いたずらに警察権力を拡大させるだけになると思います」

 「規制をする意図が見えない。児童ポルノを所持している人間が犯罪を犯すというデータもなければ、それがなくなれば犯罪が減るというデータもない。また、単純所持で罰則となれば、権力による罰則の濫用もありうる。単純所持による罰則はいささか早計ではないかと考える」

 「児童ポルノは無くなるべきとは思う。多くの子供が被害にあっていて、それを救いたいというのも分かる。だが、今の改正案ではあまりに曖昧すぎる。児童ポルノの定義も、規制しようとしている政治家の考え方も。今のままでは、警察に都合の悪い人間を、都合良く逮捕するための道具にしかならないだろうな」

 「線引きは必要ではあるとは思うが、単純所持にまで枠を広げるのは馬鹿げているとしか思えない。昨今取り締まる側の警察ですら児童買春並びに盗撮など性的(に関わらずとも)不祥事が目立つ状況で、権力を行使する側が公明正大であると誰が保障できるのであろうか?そして他者を陥れる道具として単純所持を利用された場合に適正に冤罪証明がなされるのか?この点についても先だってのDNA冤罪事件のような『捕まえれば有罪』方針である警察の姿勢にはまともに事情を考慮するだけの知性があるとは到底思えない」

 「児童ポルノにおいては、被害者たる児童をまず保護すべきなのに、所持から規制すのは明らかに筋違い」

 「まず何よりも先に、児童ポルノを規制することで性犯罪の抑止につながるという明確な根拠を示すべき。実際の性犯罪者は去勢されてしかるべきだと考えるが、ポルノを規制したところで人間の性欲はなくならないし、いままでそういったもので抑制されてきた性欲がいったいどこへ向くのか考えてほしい。そして、現在実際に単純所持が禁止された国で、それによりどういう状況になっているのかを国民に明らかにしてから審議してほしい」

 「アニメやゲーム、性的なゲームや本、AVなどがある日本では、犯罪や強姦はどんどん減少している。しかし、外国では児童ポルノ法が成立した年から強姦や犯罪が増加している。よって、規制をすると外国のように犯罪が増加する場合がある。児童ポルノ法に賛成する人は、まず児童ポルノと犯罪の関係を調べ、正確なデータを出してから賛成してほしい。外国でレイプが増えていても、日本ではむしろ減っているのだから、外国の言う通りに規制する必要はないと思います」

 「被写体(被害者)が実在して後々悩みになるようなAVや写真とかは規制すべきだろうがアニメやゲームとかの架空存在のような(分かりやすいモデルがいるなら兎も角)誰が苦しむのかもわからん物を規制するメリットがどこにある?逆にそれで満足している人間が規制されたせいで現実の人間に手を出しかねない」

 「描写物によって欲望を昇華させている人というのは少なからず存在していると思います。そんな人から描写物を奪ってしまえば、昇華されなかった欲望は、どこにでもいる児童に向けられる可能性が高いです。不名誉ではあるかもしれませんが、必要悪と割り切って頂きたいです」

 「ある程度の規制は必要でしょうが、単純所持での罰則はやりすぎ。特に、規制案に盛り込まれているゲームやアニメを規制するのはお門違い。このような創作物を規制するのは確実に表現の自由を奪い、性犯罪を増やす原因になりかねないので、児童に対する性的虐待などを規制すべきだと思います。何より、単純所持は児童を守ることにはつながらないどころか、そのような性癖をもった人の性的欲求を満たすものが無くなり、犯罪に手を染める可能性があります。すでに目的が児童の保護になっていないようなこの案は不要だと思います」

 「『児童ポルノ大国』との批難を浴びている。とのことですが、現状規制していない日本で、児童への性犯罪が非難している他国に比べ少ないこと。つまりは単純規制でそのような児童への性犯罪が減るという根拠に乏しいこと。また、それであれば表現の自由を尊重した上で、義務教育である小中学校の道徳の時間での教育により児童への犯罪を減らす方が有意義である。等が理由として挙げられます」

 「現実に被害者の居る写真、ビデオ等は当然取り締まるべき。その場合購入者よりも配布者を取り締まらなければ全く意味がない。漫画、アニメ、ゲームなど空想上の産物にまで検閲をかけるのは大変危険。現状の案で可決された場合、取締り者の胸先三寸で誰でも逮捕や家宅捜索などが出来てしまうので、治安維持法レベルの悪法だと思います」

 「基本的には民主党案に賛成。」

 「現行の与党案通りに施行されれば、宮崎アニメやドラえもんさえ、規制の対象にする事も可能になる。広範な規制範囲と、曖昧な条文によって、法律を恣意的に運用するための道を開き、国民の自由や権利に深刻な問題を及ぼさないか憂慮する。表現の問題に限らず、Nシステムや国会図書館資料への閲覧規制問題など、かつてこの国が、国民の権利や自由を認めず、戦争への道を歩んだ歴史を考えれば、少しづつ着実に、国民から表現や思考の自由を奪っていこうとする、今の政治や社会の傾向は恐ろしい」

 「選択肢に不要とチェックしました。そう宣言して以下を記します。成立したならば素晴らしい法律でしょう。法律がぶれては無意味ですから子供の写真に始まり、アニメやゲーム、美術品、文書、歴史も全て破棄しなければ罪になるということでしょう。足並みを揃える為に、他国に対しても上記を破棄させていきたいですね。極論ですが警察のさじ加減で子供は危険物で男性は性犯罪になり女性は肌の露出不可。上記の未来になりそうですね」

 「自分で金の為にビデオ出てるものや創作物に被害者は存在しないと考える。被害者が実在するものに限定すべき。そもそも、警察が本気を出せば相当数の犯罪者、業者を捕まえられる筈であるのに、なぜそうしないのか?規制対象を超拡大して、男女問わず多数の『潜在的犯罪者』を無理矢理作り出す事の意味はなんなのか?そこが解らない限り、賛成する可能性もない」

 「本当に人権が侵害されている場合のみ規制できるような法令にすべきである。被害者のいないポルノをわざわざ規制する必要は無いと思う」

 「この法案、どんなメリットがあると言うのでしょうか。諸外国への顔が立つと言う事でしょうか。某活動団体へ顔が立つと言う事でしょうか。残念ですが、一市民として現時点では本来の目的である児童を守ると言う大義名分とは大きく逸脱している悪法であると言わざるを得ません。この悪法によって一体誰が幸せになれると言うのでしょうか。法案を押している規制派の方々はこの法案の矛盾について、一度でも深く考えた事が御有りなのでしょうか。全く与党には失望させられました」

 「人間には色々な人がいます。いわゆる陵辱ものと言われるポルノを好む人はごまんと居ます。そういう人達の性の欲望の大事なはけ口が2次元表現のポルノなのです。そのはけ口が無くなることでその人達の衝動は何で解消すれば良いのですか?その人達の趣向が今後変わっていくと考えることは出来ませんので何か代替案が必要だと思います。その代替案として実際にレイプなどをする人が出てくるのが一番恐ろしいことではないでしょうか」

 「毎回選挙前になるとこういう話がでる。よく事情を知らない一般市民に聞き触りの良い『人権』『児童保護』を謳って統制社会を構築しようとする姿勢に虫酸が走る。時代錯誤なスターリニズムに発展しかねないのにマスコミはなぜにこうも権力側に同調もしくは黙りをきめこんでいるのか」

 「与党案、民主党案とも問題が多く実効性が薄い。無理にこの時期に成立させず、総選挙後に有識者で法案を検討して提出しなおすべき」

 「まず、各国のポルノの規定を確認すべきだと思う。児童とは何歳~何歳までを指すのか。どの様な状態までを指すのか。...それよりも、規制をすることによって、付加価値が付いてしまい、(作る側の)拍車がかかる方が怖いです。特に、日本の内容は、欧米のものよりは全然マシなはずです。...以上です」

 「好きな人は好きなんだし自由にするべき」

 「アニメやゲームが日本に溢れているからこそ、犯罪率がこの程度で済んでいると思う。現実では許されない行為は想像上のキャラなら罪にはならない。だからアニメやゲームに留めることができるんです。もしこの改正案が通り単純所持が違法になったとしたら、犯罪が増えるのではないか。児童ポルノを見なければ犯罪は減る安易で危険な考えです。よって私は単純所持には賛成です小児わいせつは再犯が多いとのことなので、違反者への罰則を厳しくした方が犯罪の抑制になると思われます」

 「国民に知らされない領域で、話が進んでおり、正直戸惑いを覚えています。 今回の法案が通ると、子供の写真1枚持っていただけでも犯罪とみなされる場合があるとのこと。私は自宅に数千冊の書籍を持っていますが、それら全てを確認し直さなければならないのでしょうか? コンビニエンスストアなどで成年向け雑誌を販売しているなど、入手の容易さにも問題があるように思います」

 「今回は見送られたようですが、一アダルトゲーム愛好者として、創作物にまで規制が及ぶことに関しては、表現の自由の侵害、『規制すれば性犯罪率が低下する』などに関する科学的な根拠が一切ない等々の理由から、断固反対の姿勢です。ともかく、自民・公明両党および日本ユニセフは頭を冷やすべき。自分たちは『良いこと』をしていると思っているのだろうか。持つことすら許されないのはどうかと...」

 「そもそも日本が児童ポルノ大国などといわれるのは筋違いです。日本はこういった犯罪率がもともと低い上に、ポルノサイトの数もダウンロード数もアメリカなどと比べると、ないに等しい状態です。それなのに他国と比べても高水準な規制をかける意味がわかりません。一度できてしまった規制はどんどん強化されていくのは他の国の例を見てもあきらかです。また、これは実際に児童の人権を守ることにつながっているのでしょうか。このような無意味で、表現の自由を侵害するような改正案には強く反対します」

 「設問に『児童ポルノの定義を正確にご存知ですか?』を加えてはいかがですか。無知な人間の意見はどの方向へ流れていくか分かりませんよ」

 「単純所持が禁止になると冤罪が大量発生してしまうし、イタリアの児童保護団体の調査データによると単純所持処罰化を導入したイギリスとドイツで児童ポルノサイトの利用者数が急増しているので、児童の保護に対し逆効果にしかならず非常に危険。日本は過激なアニメやゲームこそ多いものの、生身の児童がレイプなどの被害にあうことは少なく、児童ポルノサイトの利用者数も2004~2007年の間に半減。現在はアメリカの10分の1以下しかいないのだから、安易な法改正はしない方がよい」

 「絵や写真などはその時、その瞬間を納めた大切な物です。それが家族の成長だったり、自分の想像を形にした物など多岐にわたると思いますがそうした人の自由な発想や家族の団らんを壊す権利は誰にもないはずです」

 「初めにこの改正を聞いたときには、児童ポルノの所持など禁止するのが当然だと感じました。しかし、単純所持の禁止を行った多くの国で犯罪発生率が悪化しています。子供を守る法律のはずが、子供を危険にする恐れが高いです。本当に守りたい大切な家族のために、単純所持禁止はするべきでは無いです」

 「国会議員の発言ではどこからどこまでが児童ポルノなのか私には判断しかねます。少年または少女の全裸の写真が児童ポルノだと判断しているのは理解できますが、全裸ではなく水着でさえも児童ポルノに該当するのであれば、自分の子供の写真さえも規制対象とされかねません。そうなると、子供との思い出を写真に残すことさえも規制されることになります」

 「児童ポルノの所持は処罰可能にしなくてはならないと思います。主に(2)で答えたように罰則を設けなければ、国が『合法』のお墨付きを与えたことになるからです。だが、児童ポルノがいけないのは子供の人権を無視した産物であって、子供を守るために禁止するべきである。国が児童ポルノの所持を認めてしまったら、国が児童虐待を許してしまうようなものである。しかし児童ポルノの曖昧な定義では、例えば与党の定義では、自分の子供の裸写真ですら児童ポルノになってしまう。それが児童虐待写真でなくとも。だから民主党が述べてるような明確な定義が必要です。だが定義にはアニメや漫画、フィクショナルな児童ポルノは除かねばならない。これは児童虐待とは関係ないからである。最後に児童ポルノの所持の禁止は厳守すぎてはならない。勝手に画像が送られたり等の件を処罰しないためです。そしてなんらかの必要性を証明できる件も処罰してはならない。最後に児童ポルノの所持の禁止は厳守すぎてはならない。勝手に画像が送られたり、知らないサイトで見てしまった、児童ポルノとしての区別か難しい、恐喝目当てで他人がパソコンに入れた等、こういった件を処罰しないためです。そしてなんらかの必要性を証明できる件も処罰してはならない。児童ポルノは児童虐待の産物であるからこそ禁止してできる限り無くさないといけない、小児性愛が犯罪ではない」

 「28才女独身です。私には、16歳年の離れた従妹がいます。ただ、水着も駄目!というのがあって、え?っと。自分の子供や知り合いのお子さんの写真を持つのにもビクビクしないといけない時代が来てしまうのでしょうか?『性的好奇心』というのを、どこで線引きをするのでしょう?その後『拡大解釈』されていく事がないか、とても心配です。また、規制されれば表立って販売・購入することができなくなり『裏社会』等の資金集め目的に利用されてしまうのではないのでしょうか」

 「表現の自由が多少侵害されようと、児童の強姦被害が少なくなるのならば賛成する。だが、海外の単純所持を禁止している国はすべからく日本より子供の被害が多い。また、単純所持を禁止した直後から児童に対する強姦被害件数が増えているという統計データもかなりの割合で存在する。被害者となる被写体の児童が実在する場合にはこのように被害件数だけで語るべきではないかもしれないが、少なくともアニメ・コミック・ゲームソフト等の創作物も規制対象とするのは性急であると言わざるを得ない」

 「この法改正はとても遺憾に思います。心理学者や専門機関を通した上での正確な統計を取らないで行うのは非常に軽薄であり、表現の自由や冤罪の件から考えても、所持した人の心理傾向や、所持していない性犯罪者の心理傾向と所持者との比較、年齢別の統計など多面的に見て、完璧な資料を出した上で慎重に改正しなくてはならないと思う。海外からの批判や一部の世論の意見で即決改正してしまえるほど容易な法律ではないはず」

 「メールで送られてくれば分からない上に、それが故意の取得ではなかったと証明するのは至難のこと。その上、判断基準の決定権が捜査官にあるのでは冤罪乱発は必至。日本の警察の犯罪捜査における冤罪事例が多いことは、今時は学生や主婦でも知っている事です。国は少子高齢化時代に、何百万人の元気な人間を性犯罪者にするつもりなのでしょうか?日本の宝である技術者や子の親だって一杯いるでしょうに」

 「自分の子供のお風呂風景を記録したものを、誰が「児童ポルノ」だと思いますか?普通は思いません。しかし、児童の性的な姿態を記録した、見る人が見れば性的な欲求を喚起させる媒体であることに違いはなく、児童ポルノとして販売することすら可能なコンテンツでもあります。見た人間の解釈次第でどうにでもなってしまう、非常に都合のいい法律になってしまうでしょう。持ち主の意思が明確に定義できる「有償で取得した場合に限り、罰則を適用すべき」以外、まともな運用は期待できないと考えます」

 「芸術・文化に多大な影響を及ぼす、表現・言論の自由権を制限するという重大な法案であるが、定義すら曖昧なまま、ろくな議論もされず、規制推進派の意見のみによって整備されようとしている。その議論も、規制論者自身の個人的感情、印象による部分が多く、感情論に終始している。数少ない論拠も、統計的に見て妥当でないなど、論理的に整理されず、識者の意見すら吟味されていない」

 「二次創作物への含めようという動きがありますが、これは筋違いだという事を強く言いたいと思います。児童の人権を守ることが目的であり、人権の無い二次創作は論外です。また。2003年の改定で児童定義が変更されましたが、18歳未満という定義に疑問が残ってます。結婚可能年齢、義務教育が終了している状態である16~17歳を含めるのはおかしいと思います。

 「この法案は明確ではない部分があり、あいまいな部分が多い気がする。子供を持つ親もいるわけで、赤ちゃんや子供の写真も処分しなくてはいけなくなる。自分ではそうは思っていていなくても、相手から見て児童ポルノだと判断されれば逮捕される事態もありうるし、子供の写真や家族写真も撮りにくくなる。この法案が可決することで得られるメリットが見えてこなくて、法案自体の内容も曖昧なので疑問が増える一方」

 「子供が直接的な被害者になりえる写真などの児童ポルノと、被害者のいないアニメやゲームなどの創作は分けて考えるべきである。前者は子供の性犯罪からの保護として有効であるが、後者は、ただの思想統制である。」


 「データに基づかない、感情論による規制法案の成立は絶対に阻止すべき」

 「恣意的な運用が前提とされているとしか思えない悪法。未就学児童の性行為を商行為として現実に行われているケースのみに罰則を絞るべき」

 「客観的なデータを用意せずに感情論や憶測での妄言を聞く為に高い税金使って国会を開くのは許されない。国民は馬鹿かもしれないがあまり馬鹿なことをやっていればいずれ仕返しを食らうということを理解していない議員があまりにも多すぎる」

 「表現が規制されるって超怖いわ」

 「反対する人たちは何を恐れているのだろう?勝手に送られてきた場合、警察に連絡、相談すればよい。拳銃が勝手に送られてきたらどうするか考えれば分かりそうなものだが・・・表現の自由に関しては、見る相手を不快にさせないことが前提であり、氾濫する児童ポルノを厳しく規制することは仕方が無いように思われる。本来、法案が成立する前に各種業界のガイドラインなどで決めていけば良かったのだが、その努力を放棄した結果が今回の法案が作られる原因となったのではないか?」

 「表現の自由は何をしてもいいという権利ではないので、表現の自由を盾に期制反対を唱える主張には賛同しかねる。ただし、『児童ポルノ大国』といわれる日本国内と海外各国における性犯罪の発生件数を比べてみると、日本はかなり性犯罪の少ない国である。したがって、むしろ規制を強めるべきは海外への流出に対してではないか」

 「成人向けの漫画やゲームを作っている方たちの先を考えたことがあるのか?もし単純所持を認めたら大半の企業がつぶれるだろう。くだらない税金使って自分たちの私利私欲のために使ったり、くだらない法律案作ってんじゃねえ!」

 「(2)で女性とありますが被害者は男女ともにいます」

 「日本国民が単なる性癖でしかないロリコンと、重度の精神障害に分類されるペドフェリアとの明確な違いなどの認識も広まっていない現状で、早急な問題解決をすれば、差別の温床になると考えられます、また、禁止したからと言って、媒体を欲しがる人間までは規制できません、よって、昔は日本で合法だった大麻のように、ヤクザや暴力団組員の新たな資金供給源となる恐れも発生します、こういったことを迅速な問題解決の為に、正しく報道して貰いたいです」

 「『判断できない』に投票しましたが、同じ児童ポルノでも『ハードコアポルノ』と『ソフトコアポルノ』を切り分ける必要が有ると思います。児童が犯される写真・映像であるハードコアは所持禁止、単純なヌードであるソフトコアは規制対象外とすれば、宮沢りえの写真集を『投げる・投げない』のくだらない議論は止まるのでは無いでしょうか?但し、児童の定義も見直しが必要ですが、家父長主義者だらけのゾンビ国会では無理でしょう」

 「単純所持を禁じている国で家族の記録写真などで逮捕される冤罪が発生しているため規制案に反対です。勝手に画像が...という理由にも賛成です。ウイルスで送られてくる可能性もあるからです。アニメ等二次元作品に規制を掛けるのは論外です。作品に登場するキャラクターは現実には存在しないからです。幼児期からの教育と、家庭環境が主な原因の小児性愛者などは精神科での治療で十分対応できます。実例があります。規制ばかりが最良であるとの考え方を改めるべきです」

 「私は女性ですが、児童ポルノの単純所持規制には反対です。被害者を増やさないためには児童に行為を強要する側をもっと厳しく規制するべきだと思います。海外では児童ポルノ所持に対する規制から性犯罪率が上がった国がありますよね。写真や春画の所持を規制してしまっては、彼らのはけ口はどこに行ってしまうのでしょう?守るべき児童本人の危険が上がる事に危機感を感じます」

 「可決すれば職を失います。表現しているものが明らかに18歳を超過した年齢のものに携わっているにも関わらずです。今回の改正には断固反対です」

 「児童ポルノの被害者の声を聞いた事があります。地獄です。単純所持も禁止しない限り苦しみ続ける女性が増え続けるだけです。表現の自由だとか、どこまで禁じるかが問題だ、という人がいますが、被害者がいる以上明快に年齢ではっきりと線引きするしかないのです。単純所持を禁じなければ、絶対に児童ポルノの被害者は増え続けるだけです。性のことについて知りもしないような幼い女の子まで性の対象にするなんて本当にひどすぎます。こんなことを許すような国は、国際社会の中の恥です」

 「いわゆる写真やビデオなど、実写での児童ポルノはがしがし取り締まるべき。それにはまず業者、売り手側を取り締まらなければならないが、それらは現行法で十分。法務委員会を見ているとアグネス・チャンを筆頭とした規制派の意見は『気持ち悪いから規制する』といった感情論に基づいていて、何ら根拠がありませんでした」

 「小学生くらいの『児童』が無理矢理撮影されるような『児童ポルノ』は認められないが、今回自民・公明で規制しようとしている『児童ポルノ』は『18歳以下に見えるなら規制』と範囲も広く、解釈も曖昧であるため一億総犯罪予備軍になりかねない。曲がりなりにも憲法で保障されている権利を抑制する法案なのだから、その定義は厳格にするべき」

 「6月26日に行われた審議での与党の改正案は、絵画や創作をどう取り締まるかという点に終始していました。これは実在の児童の存在を全く軽視したもので、本来の児童ポルノ法の目的とはかけ離れたものであると思います」

 「与党案も野党案も拡大解釈により表現の自由を簒奪するもので、賛成できない。児童を守る。というのは良いことだと思うが、それを単純な規制に頼るのは最悪だ。既に数多と出回っているものを持ったエンドユーザーを摘発したところで実際の子供が救われるわけがない。摘発されなければならないのは現実の子供を食い物にしている発信者だと考える」

 「イタリアの児童人権保護団体『テレフォノ・アルバコーレ』がまとめた児童ポルノサイト数 (2003)は以下の通り
1位  アメリカ (10503件/61,72%)
2位  韓国 (1353件/7,95%)
3位  ロシア (1232件/7,24%)
4位  ブラジル (1210件/7,11%)
5位  イタリア (423件/2,49%)
6位  スペイン (288件/1,69%)
7位  チェコ (285件/1,67%)
8位  日本 (165件/0,97%)
上記から、 日本で単純所持規制を行っても拡散を抑制することは困難である」

 「『書物を焼く国は、やがてその国民も焼くであろう』...ハインリッヒ・ハイネの有名な言葉ですね。6月26日の国会での民主・自民両党のやり取りを見てもらえれば一目瞭然ですが、自民党・葉梨議員は、ズバリ『書物(国)を焼き捨てよ!』と言っています。シャレになりませんね...」

 「児童ポルノという反対しずらい言葉を用いて審議を進める悪質な手口に腹が立つ。また諸外国はポルノの定義づけをきっちりと行っているにもかかわらず今だ冤罪が多発している。このことからも、ポルノの定義づけがいいかげんな日本においてこの規制はあまりに危険であるといわざるを得ない」

 「海外の児童ポルノ単純所持規制は多くの問題を生み出しています。取り締まり対象が際限なく広がるため凶悪な発信者の取締りがおろそかになり児童ポルノがむしろ蔓延する結果となっています。意図せず取得し逮捕された人々も生まれており、規制の根拠に乏しいこの法案を推進する意味はあるのでしょうか?さらに被害者の存在しない創作物を取り締まることは表現の自由の侵害であり国民への不当な弾圧に他なりません」

 「日本の立法原則は罪刑法定主義のはずです。現行法の「児童ポルノ」の定義で与党案の通り規制すると、その大原則から著しく逸脱してしまうと思います。『誰もが犯罪者と成りうる』という可能性を持っているというのは、法律として正しいのでしょうか。そして一番問題だとおもうのは、規制ばかりを推進して、本来最も重要ではるはずの『被害児童のケア』が為されていない点です。守るべき児童をほったらかしにしているようで、とても残念です」

 「(3)は一つしか選択できないので、敢えて一つ選んだけど全てつけたいくらい。単純所持の対象の拡大解釈がいくらでも可能なので、本当に取り締まるべき供給側が多数に埋もれ余計に発見しづらくなると思う。それよりも国際基準として該当する画像がアップロードされた場合に国を問わず発信元の情報開示をできるようにする方が良いのではないでしょうか?」

 「これほどまでに警官らの不祥事、倫理崩壊が叫ばれる中、さらに権力者の恣意的に使え、かつ事実いかんに関わらず一撃で社会生命を断てる伝家の宝刀を持たせるべきではない。現行法を適切な運用し、真に被害者を救済する道筋を作ることの方が先決」

 「この法律は10年前から問題視されており、『冤罪』や『記念写真』『芸能活動』への配慮に対して一切フォローがされていません。また、児童を保護するよりも児童性愛者を捕まえることを最優先にしていると感じます。性癖や妄想といった、頭の中を覗く姿勢で法律を作っています。基本的に児童売春は貧困が原因ですし、一番買うのは地元の人間の筈です。この法律は警察の権力を強めてしまうと思います。警察が強すぎる国家というのは、政治家への不満も言えない様な国になってしまうのではないでしょうか?」

 合計1667の意見が寄せられました。その一部を記載します。

 アンケートの結果は、「単純所持」に対する罰則を「必要」とした方は、わずかに1.6%でした。「単純所持」に罰則を設けた場合、さまざまな弊害が予想され、今後も児童ポルノに関する明確な定義や慎重な議論は不可欠です。

 アンケートに際して、多くの方々から貴重な意見を寄せていただきました。意見の一部しか掲載できなかったことをお詫びするとともに、アンケートの参加にお礼を申し上げます。

 「365アンケート」は、7月6日からの1週間、「痴漢防止を目的に導入、女性専用車両の効果は」をテーマに実施しています。ぜひ、ご参加ください。

 ※このWebアンケートは統計手法に基づくものではありません。そのため、集計結果が必ずしも世論を反映した内容になるとは限りません。


現在実施中のアンケート
http://www.hokkaido-365.com/news/2009/07/post-219.html

アンケート投票画面
https://www.crossmedia-hd.co.jp/cgi-bin/hokkaido-365/enquete/form.cgi

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