ゲーム記録・速報
対戦内容
- Jリーグディビジョン 1
- 2009シーズン
- 第16節
- vs.鹿島アントラーズ
日時:2009年07月05日(日)19:00キックオフ 会場:等々力陸上競技場
2009 Jリーグディビジョン 1 第16節 vs.鹿島アントラーズ:開催データ | |||||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
22,185人 | 曇のち晴、中風 | 23.4℃ | 73% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
福田 寛 | 西村 雄一 | 岡野 宇広 | 戸田 東吾 | 武田 進 | 大高 常勝 |
過去の対戦成績(J1) | 過去の対戦成績(J2) | 2009シーズン対戦記録 | |||
5勝1分4敗/15得点19失点 | 対戦無し | 第16節(ホーム)/第25節(アウェイ) |
川崎フロンターレ[ホーム] | チーム | [アウェイ]鹿島アントラーズ |
1 |
1 前半 0 |
1 |
関塚 隆 | 監督 | オズワルド オリヴェイラ |
30 > 31 | 勝点 | 38 > 39 |
ジュニーニョ 33分 |
得点者 |
64分 興梠 慎三 |
選手名 | 番 号 |
シュート数 | ポジ ション |
シュート数 | 番 号 |
選手名 | ||||
45 | 90 | 計 | 計 | 90 | 45 | |||||
川島 永嗣 | 1 | 0 | 0 | 0 | GK | 0 | 0 | 0 | 21 | 曽ヶ端 準 |
森 勇介 | 19 | 0 | 0 | 0 | DF | 0 | 0 | 2 | 内田 篤人 | |
菊地 光将 | 17 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 岩政 大樹 | |
伊藤 宏樹 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 19 | 伊野波 雅彦 | |
1 | 1 | 0 | 35 | パク チュホ | ||||||
村上 和弘 | 26 | 0 | 0 | 0 | MF | 2 | 1 | 1 | 15 | 青木 剛 |
寺田 周平 | 13 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 40 | 小笠原 満男 | |
谷口 博之 | 29 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 10 | 本山 雅志 | |
中村 憲剛 | 14 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 0 | 8 | 野沢 拓也 | |
山岸 智 | 8 | 0 | 0 | 0 | FW | 1 | 1 | 0 | 13 | 興梠 慎三 |
鄭 大世 | 9 | 0 | 2 | 2 | 1 | 0 | 1 | 18 | マルキーニョス | |
ジュニーニョ | 10 | 4 | 1 | 5 | ||||||
GK/相澤 貴志 | 21 | SUB | 1 | GK/小澤 英明 | ||||||
DF/井川 祐輔 | 4 | 0 | 0 | 7 | DF/新井場 徹 | |||||
MF/横山 知伸 | 18 | 0 | 0 | 6 | DF/中田 浩二 | |||||
MF/養父 雄仁 | 20 | 11 | MF/ダニーロ | |||||||
MF/田坂 祐介 | 6 | 1 | 1 | 0 | 0 | 14 | MF/増田 誓志 | |||
FW/黒津 勝 | 7 | 1 | 1 | 9 | FW/田代 有三 | |||||
FW/矢島 卓郎 | 15 | 1 | 1 | 34 | FW/大迫 勇也 |
経過 | 番 号 |
得点選手 | 分 | 得点経過 | 分 | 得点選手 | 番 号 |
経過 |
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PK 10 右足S |
10 | ジュニーニョ | 33 | 64 | 興梠 慎三 | 13 | 中央 18 カット ~ → 13 ~ 左足S |
|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート |
OUT | → | IN | 分 | 交代選手 | 分 | IN | ← | OUT |
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9 鄭 大世 | → | 7 黒津 勝 | 56 | 67 | 7 新井場 徹 | ← | 35 パク チュホ | |
8 山岸 智 | → | 6 田坂 祐介 | 67 | 73 | 14 増田 誓志 | ← | 10 本山 雅志 | |
26 村上 和弘 | → | 15 矢島 卓郎 | 74 | 82 | 6 中田 浩二 | ← | 18 マルキーニョス |
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注1:オフサイド欄の数値は、間接FK数のうちオフサイドによるものを表している。 |
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- 警告理由
- C1=反スポーツ的行為 C2=ラフプレイ C3=異議 C4=繰り返しの違反 C5=遅延行為 C6=距離不足 C7=無許可入 C8=無許可去
- 退場理由
- S1=著しく不正なプレイ S2=乱暴行為 S3=つば吐き S4=得点機会阻止(手) S5=得点機会阻止(他) S6=侮辱 CS=警告2回
日 程 | 対戦 | 会 場 | キックオフ | 入場者数 | 結果 |
2009年 7月4日(土) |
大宮 vs 横浜FM | NACK | 18:00 | ──人 | - |
山形 vs 浦和 | NDスタ | 19:00 | ──人 | - | |
柏 vs 新潟 | 柏 | 19:00 | ──人 | - | |
清水 vs 京都 | アウスタ | 19:00 | ──人 | - | |
神戸 vs F東京 | ホムスタ | 19:00 | ──人 | - | |
大分 vs 千葉 | 九石ド | 19:00 | ──人 | - | |
2009年 7月5日(日) |
名古屋 vs G大阪 | 豊田ス | 18:00 | ──人 | - |
広島 vs 磐田 | 広島ビ | 18:00 | ──人 | - |
第16節、首位鹿島との直接対決。第15節を終えて鹿島との勝点差は8。これ以上、鹿島に独走を許すわけにはいかない。超満員にふくれあがった等々力陸上競技場。19:05キックオフ。
フロンターレのスターティングメンバーはジュニーニョとテセの2トップ、中盤右に中村、左に山岸、寺田と谷口のダブルボランチ、村上-伊藤-菊地-森の最終ライン、GK川島。立ち上がり1分、フロンターレの攻撃。ジュニーニョからボールを受けた中村が右サイドからクロス。テセが落としてジュニーニョが左足を振り抜くが、このシュートはGKにキャッチされる。タテに速い攻撃をしかけてくる鹿島。マルキーニョスを菊地がマーク。序盤から速い展開が続く。6分、鹿島の攻撃。自陣からダイレクトでタテにつながれ右サイドからクロスを入れられるが、GK川島が飛び出しセーブ。7分、フロンターレの攻撃。相手陣内で中村がボール奪取。そのまま右サイドからドリブルをしかけて折り返し入れるが、ゴール前を固められてフィニッシュにはつなげず。10分、セットプレーの流れからパスをつなぎ、最後は左サイドから中村がシュート性のクロス入れるが、このボールはゴール上に外れる。前に圧力をかけてくる鹿島。ボールを奪ってカウンターをかけたいが、プレッシャーがきつくつなぐことができない。13分、鹿島のセットプレーをしのいで反撃。中村のロングボールにジュニーニョが走り込むが、GKに飛び出されてマイボールにできず。15分には左サイドからのショートコーナーから中村がクロス。ゴール前の混戦にジュニーニョとテセが詰めるが、ボールはGKにキャッチされる。18分、森が右サイドをドリブル突破をかけてクロス。しかし、クリアボールから逆にカウンターを浴びるが、シュートは枠を外れる。鹿島にセカンドボールを拾われて押し込まれる展開が続く。22分、鹿島の攻撃。マルキーニョスが意表を突いてロングシュートを狙うが、GK川島がキャッチ。
23分にも中盤からスピードアップされて右サイドを崩され、内田に折り返しを入れられるが、混戦のこぼれ球にGK川島が反応しキャッチ。24分、ジュニーニョが左サイドをドリブル。折り返しを入れるが、ゴール前のテセには合わず。27分、GKのロングキックを寺田がヘッドで前へ。このボールをテセが受けるが、ここはファールで止められる。28分、フロンターレのフリーキック。中村が入れたボールからゴール前で混戦となるが、こぼれ球に反応したジュニーニョのバイシクルシュートはうまくミートせず。30分にはテセが中盤でボールを奪って反撃。ジュニーニョからパスを受けたテセが右サイドからクロスを入れるが、惜しくもクリアされる。一進一退の攻防が続くなかで迎えた32分、中村の右サイドからのフリーキックから混戦となり、セカンドボールを拾ってジュニーニョが左サイドからクロス。このボールに谷口がヘッドで合わせ、ゴールライン付近でこのシュートを止めた内田がハンドの判定。PKとなり、内田は一発レッドカードで退場処分に。34分、PKキッカーはジュニーニョ。プレッシャーのかかる場面で落ち着いてシュートを決め、フロンターレが先制点を挙げる。(1-0) 数的優位に立ったフロンターレ。その後は激しい攻防となり、両チームの選手がエキサイト。42分、フロンターレの攻撃。ボールを奪ってカウンターへ。ジュニーニョが右サイドで粘り、ゴール前に走り込んだ山岸へ。しかし、DFに詰められ惜しくもシュートには持ち込めず。テンポの速い攻防のなか、ゴール前での混戦でPKを得たフロンターレが先制。鹿島は数的不利の状況。だが、相手は試合巧者、鹿島。まだ何が起こるかわからない。1-0で前半を折り返した。
川崎フロンターレ監督:関塚 隆
声を掛け合い、バランスを意識して。サイドに起点を作り、リズムを作り出せ。あせらず落ち着いて。自信を持ってプレーしていこう。
鹿島アントラーズ監督:オズワルド オリヴェイラ
あわてず落ち着いて試合を進めることが大切である。同点に追いつくためには、相手より走り勝たなければならない。全員の気持ち、集中力が大切である。
ハーフタイムのロッカールーム。「いいサッカーをやっている。ここからが大事だ。フロンターレのサッカーをしっかり見せろ!」と関塚監督。「球際を緩めるなよ。最後まで集中してプレーしていこう!」と川島も声をかける。後半立ち上がり45分、フロンターレの決定機。左サイドで村上からパスを受けた山岸が横に流し、ここに走り込んだジュニーニョが抜け出し、深い位置から折り返し。ゴール前でテセがヘッドで合わせるが、このシュートは惜しくもポストに当たり外れる。48分には、自陣から菊地のロングキックを受けたジュニーニョからテセへ。テセがドリブルから左足でミドルシュートを狙うが、これはGK正面。50分にもスローインからジュニーニョ、谷口とのコンビネーションから抜け出した村上が左サイドの角度のないところからシュートを放つが、惜しくも枠をとらえきれず。52分、鹿島の攻撃。ボールを動かされて最後はパクにミドルシュートを打たれるが、これはGK川島の正面。数的不利でもしっかり中盤を作って反撃をかけてくる鹿島。鹿島が押し込み、フロンターレのディフェンス陣がゴール前ではね返す展開が続く。56分、テセに代えて黒津がピッチへ。黒津が右サイドに張り、中村が中に絞る布陣へ。59分、フロンターレの攻撃。ロングボールのこぼれ球にGKが飛び出したところに中村が詰めていくが、惜しくもボールに触れず。さらに60分、ロングボールをジュニーニョがポストプレーで戻し、中村がミドルシュートを放つが、ここはGKの好セーブに阻まれる。62分にはボールを奪って中村がスルーパスを狙うが、前線の黒津には通らず。63分、鹿島の攻撃。パスをつながれ最後は本山に左足で強烈なミドルシュートを打たれるが、これはGK川島の正面。ことなきを得る。
迎えた64分、フロンターレの最終ラインでのボール回しを狙われ、マルキーニョスがパスカット。マルキーニョスのスルーパスに反応した興梠に抜け出され、GK川島が飛び出しをかわしてシュートを決められ、同点ゴールを奪われる。(1-1) 66分、鹿島の攻撃。中央からのフリーキックの場面で、野沢に直接シュートを打たれるが、GK川島がキャッチ。67分、山岸に代えて田坂がピッチへ。10人ながら勢いの衰えない鹿島。フロンターレの攻撃を耐えしのいでカウンターという徹底した戦術をとってくる。フロンターレが押し込みチャンスかと思うと、守られ反撃を受ける場面が続く。74分、鹿島の攻撃。セットプレーからゴール前で混戦となるが、これは鹿島側のファール。フロンターレは村上に代えて矢島を入れ、森-伊藤-菊地-田坂の最終ラインへチェンジ。76分、GK川島のロングキックを矢島が競り合い、こぼれ球に黒津が走り込むがDFに詰められ触れず。78分、鹿島の攻撃。左サイドから崩しをかけられクロスが入りゴール前で混戦となるが、GK川島がキャッチ。危ない場面だった。79分にも鹿島にカウンターを狙われるが、ここは矢島が戻ってカバー。82分、フロンターレの攻撃。左サイドの森がスルーパス。ジュニーニョが抜け出し左サイドからクロスを入れ矢島が飛び込むが、惜しくもGKにキャッチされる。終盤、マルキーニョスを下げて守備を固める鹿島。84分、フロンターレの攻撃。田坂のロングスルーパスに谷口が追いつき、右サイド深い位置から折り返しを入れるがGKにキャッチされる。さらに85分、中村のスローインから谷口が左サイドを抜け出し折り返し。後ろから走り込んできた田坂がシュートを放つが、GK曽ヶ端の好セーブに阻まれる。終盤はフロンターレが押し込むものの、鹿島のディフェンスを崩しきれず。ロスタイム、中村のコーナーキックに矢島がヘッドで合わせるが、このシュートはゴール上に外れる。試合は1-1のままタイムアップ。
フロンターレが先制した上に数的優位な状況となるが、粘り強く戦いながらワンチャンスを狙う鹿島にミスを突かれて失点。この結果、首位鹿島との勝点差は8のまま変わらず。次節はアウェイ新潟戦。鬼門を乗り越えることができるか。
鹿島アントラーズ監督:
オズワルド オリヴェイラ
≪総評なし、質疑応答のみ≫
──10人で引き分けの結果は満足か
試合を決める条件を考えればアウェイという条件。そして、フロンターレさんのチームの質という部分を考えれば、彼らはACLを勝ち進んできているわけですから良い選手がそろっているわけですし、厳しい試合が予想されたわけでそれを考えれば10人で1-1という結果は、リーグ戦でも6連勝していますし、そういうチームと戦う上でこういう結果を出せたことは満足する結果ではないかと思います。
──内田が退場になったあと、本山に代えて増田。その意図は?
相手が3トップ気味でサイドからクロスを入れようとしていたわけですから完璧に全部防ごうと思ってはいませんでしたけど、少しでもそこの回数を減らすことによってチャンスを少しでも攻撃を少しでも減らそうかと思い、前半を含めて後半の途中まで本山選手はその守備をやりながら対応し、中の方へ入ってゲームメイクをするというのもお願いしたのでかなりの負担があったと思うし、そこで長く引っ張って逆にひとつの対応が遅れてしまってクロスをあげられて失点するよりも、フレッシュな増田選手を入れて、そこで対応するということができたというのが一つの狙いと、増田選手のひとつの特徴はスピードとファーであってカウンターを仕掛けられる条件になったときに彼は飛び出してきて、技術もありますし、視野の広さもありますし得点のチャンス、あるいは得点を生み出すような狙いもありましたし、もうひとつは明らかにセットプレーで、フロンターレさんの平均身長、あるいはファーが出たときに上だということがわかってたことであって、試合の中で危険な部分もありましたし、そういった意味で、すこしでも平均身長、増田選手が身長が少し高いので入れて、対応ができればなという狙いでやりました。
──この引き分けは「おめでとう」といってもいいと思いますが、同点弾を決めた時のマルキーニョス選手のプレーについて。ゴールを決めたのは興梠選手ですけれども。
まあ、残念ながら前半をビハインドで終えて後半から、一人少ない状況になったときにピッチをただ、効率良く配置して戦うおうとしたらおそらく、ただボールを回されて仕掛けられて失点をする形になっただろう。 そこで、相手をおびき出す作業をしなくてはいけなかったし、その時にタイミング良く相手が逆にそういったチャンスを作りだすという部分もあるかもしれませんけど、マルキーニョス選手のずるがしこさとか、読みという部分が含まれての状況だと思います。ひとつの相手が与えたスキ、あるいはミスというのは利用しなくてはいけないし、そのチャンスをものにしなければいけないという、もしかして1回しかないかもしれないということも選手には言ってあったし、みんなで賢くやっていったわけであって、五分五分でフロンターレさんと 戦おうとしたら、10人で戦おうとしたら、おそらく試合は負けていた可能性があったし頭を使いながら賢く、試合運びをしなければいけないと、やはり1-1で日本ではおめでとうとは言わないかもしれないけど僕は今日の引き分けはおめでとうと言ってはいいと思います。
まあ、ひとつレフェリングに関して、誰も質問していませんし内田選手の退場に関しても誰も質問していないので、一言申し上げたいと思います。内田選手は高い才能を持っておりまして、U-20、オリンピック代表、そしてフル代表でも活躍をしています。彼は一度も退場したことのない選手である、その選手が、今日の試合に対して退場されたと、僕は正直その場面自体はここから定かではなかったので本人に直接、面と向かって聞きました。どこに当たったんだ、そしたら本人は明らかに「お腹に当たりました」と僕に涙目で訴えました。それはたとえ若い選手であってもずるがしこいことをやるとか、そういう事を学べと言ってあっても、それだけは彼はうそをつかないと思います。僕は彼と3年間一緒に仕事をしていますけど、僕は彼の言葉を信じたいと思います。人間というのは、ぶつかれば痛いという反応を起こします。何かに噛まれたりすると痛いというのが自然の体の反応です。サッカーも同様に、もし内田選手の手にぶつかっていたのならおそらくフロンターレの選手がかなりの猛アピールをするだろう。ただし、映像で見ていただければわかると思いますけれど、フロンターレの選手が逆にびっくりした顔をしています。それだけ彼らが、驚きであって、彼らの中でも、これはどの選手、うちの選手であろうとどのチームであろうと、手にぶつかったのであれば過激と言われるくらい反応します。ただ、それがどうだろうと思った瞬間に反応しない、明らかにフロンターレの選手もびっくりした反応を起こしていたのであって、彼はフェアにお腹でクリアしたと思う。サッカーにおいていろいろなことが起きます。もしかして、メディア、リーグにとっては我々が止められるということの方が視聴率、注目度という部分で上がるんじゃないかと推測はします。ただし、サッカーをやってピッチの中でフェアの勝負をし、そこで勝敗を決めていただければなと思います。ありがとうございました。
── 試合を振り返って
次の試合に切り替えていきたい。向こうもハードワークしていたし、その分フィールドプレーヤーの9人が走っていた。僕らも要所要所では走っていた。その中でもう少し有効的な動きができたのかもしれない。そういうところはもう少しうまくやれたんじゃないかと思う。1-0で点を取られなければ勝てた。その割り切りはあったかもしれない。でもそれにしても少しうまくいかなかった。主導権を握りきれなかった。バックパスは単純なところ。ひと声かければよかった。コミュニケーションのところは何の問題もなかった。出てしまった結果は仕方ない。勝点3を取りに行ったし、その結果が勝点1しか取れなかったが、次に向けて切り替えたいと思う。
── 試合を振り返って
あの1本が悔やまれる。こちらが1人多かったので。負けてはいないけど消化しきれない試合。勝たなきゃいけない試合だった。ただ、中断開け5戦トータルで見れば4勝1分。一度リセットして新潟に勝ちたい。
── 試合を振り返って
もったいない。ひと言でいうと。前半せっかくこういう状況になったので、もっと簡単にサイドまで展開し相手をワイドに広げたほうがよかったと思う。うちは急ぐ事はなかった。あんなにタテに急がなくても良かった。1つ1つ結果を出していかないと。相手は経験がある選手が多かった。今日は相手がどうこうではなかった。一人少ない中での戦い方のところには少し悔いが残る。相手が10人になる事もなかった。だからもう1点取るのも大事だが、サイドに起点を作りポジションを広げさせる。そういう戦いをしていかないと。特にうちは一人多かったので。経験の差が出てしまったように思う。
── 試合を振り返って
自分達のミスから相手に引き分けを与えてしまった。もう少し全員がゲームに集中することが大事。ただ、頭をあげて次のゲームを考えることが大事。PKのシーンは落ち着いてコースを狙って蹴ることができた。ゴール後のパフォーマンスは、やってくれと言われていたのでレナチーニョに向かってやった。まだ、リーグ戦は半分も終わっていないのでここからまた頑張っていきたい。
── 試合を振り返って
リーグ戦で連勝していて、ここまでいろんな勝ち方をしてきた。その流れで首位の鹿島との試合を迎えることができた。守備から攻撃というパターンができていたし、そこまでは良かった。ただ、10人になってからの戦い方という点。ボールを保持するのか前からプレッシャーをかけていくのか。途中までは良かった。失点の場面は周りが声をかけていたかもしれないが、あそこで失点すると数的優位が関係なくなってしまう。あの場面は詰めなきゃいけないところ。以前にくらべうちはそうした隙がなくなってきているけど、ああいう決定的なところでつかれるともったいない。ただ、数的優位だったわけだし、ゲームを決めきれると思ったが、相手も必死だった。鹿島のようなチームにスキを見せるとしっかりゴールに結びつけてくる。もったいない。こういう試合は勝たなきゃいけない。ただ、まだ次もある。今後もこういうシチュエーションの試合があるかもしれない。そこで今日の経験を生かさないと。中断あけから自分達のサッカーをしっかりやれば結果が出ることもわかった。次、1週間あくので 切り替えていきたい。やることは間違っていないので、切り替えて新潟戦に臨みたい。
── 試合を振り返って
失点のシーンは声をかけたが聞こえていなかった。相手も狙っていた。一度ミスが起きたあとの対応をしっかりしなきゃいけなかった。
── 試合を振り返って
一人少ないのに同じ戦いをしてしまった。試合運びが下手だった。失点のところは声をかけていないだけ。周平さんだけのミスではない。声を掛け合うだけでよかった。
── 試合を振り返って
やられ方が悪い。真ん中でつながせられたのも悪いけど、あれは言わないと。出しどころがなかったのは足が止まったから。出すところがないから、回させられていた。相手が10人になったときの悪いパターンになってしまった。CKからの切り替えも遅かった。ただ、前半は点をとるまでは良かったと思う。
── 試合を振り返って
自分を含めて、相手が1人少なくなったときの戦い方を考えないと。守るのか取りにいくのか。いま振り返ってみると、焦らずに自然にやれば良かったかなと。負けてはいないが残念な結果。個人的にはもっとチャンスメイクをして得点に絡まないと。次の新潟戦も全力で臨みたい。
試合終了後に掲載
対戦内容
- J1リーグ
- 2009シーズン
- 第17節
- vs.アルビレックス新潟
日時:2009年07月11日(土)19:00キックオフ 会場:東北電力ビッグスワンスタジアム
現在の試合状況:
試合終了
更新:09/07/06 01:27
前節終了時の累積警告
2枚 4/井川 祐輔
1枚 6/田坂 祐介
3枚 7/黒津 勝
3枚 9/鄭 大世
1枚 10/ジュニーニョ
2枚 11/ヴィトール ジュニオール
2枚 13/寺田 周平
2枚 29/谷口 博之
2枚 34/レナチーニョ
今節の出場停止
なし
[総評]
非常に残念な引き分けでした。相手が10人に、一人退場になるまではうまく試合には入れたのかなと思います。ホントに勝点3を取りたかったんですが、相手に勝点1をプレゼントしてしまった状態になってしまいました。相手が一人少なくなってから、後半、最初にテセのチャンスがあったんですが、もう少しボールを動かしていくところ、どうしても相手がブロックを作ったところで、最終ラインからしっかりビルドアップといいますか、その形が作れなかったかなと。この5連戦をやって、まずベースのところを作りたいというところで、キャンプからその辺の守備のベースは出来たのかなと。ここから今度は攻撃をどう作り上げるのか、というところを今後の課題としてしっかりとやって行くことによってもう一つ攻撃面でも良さがもっと出てくるのかなと思います。ホントに今日は2万人を越えるサポーターに勝利をプレゼントできなくて、残念ですし我々も非常に残念な気持ちですが、試合はこれで続くのでしっかり一週間準備してまた次に向いたいと思います。以上です。
[質疑応答]
── 守備は出来ている中で、相手の裏をつけない本質的な理由は?
やはりケンゴを一つ上げたポジションで、ボールを後ろからしっかりとどうタテに入れるのか。そこでサイドなり、中央でのコンビネーションを作っていくのか。うちの今までのポイントはケンゴがボランチのポジションから作り上げて行った所があるので、やはりそこのところを周平と横山とタニというところでディフェンスでセンターバックからどういうふうにそれを広げていくのか。そういう面で後半も一つケンゴを下げようかというところもあったんですが、いま、作り上げてきたところなので、そのまま勝ちに持っていければというところがあった。その辺を継続して、まあプレゼントした形になったんですが、これはまだこれから大事な試合が後半戦も続いていくので、一つの課題としてチームも形としてケンゴが一つ前に出た形をしっかりと作り上げたいと、逆にそう思っています。
── 攻めのところですが、2トップと3トップを使い分けていますがそれはどういうポイントで使い分けているんでしょうか?
基本的に、4-2-3-1か、4-4-2と思っているんですが、2トップで形を作りたいとは思っています。
── 今日途中で代えた理由は?
テセがイエローで危なかったところもありますし、黒津のスピード、それからサイドでもう一つサイドバックで起点を作りたいというのもあったので。相手が4-3のブロックを作ってきたところで、ケンゴを中に入れて、やはり4-3-3の形でサイドを絞り込ませながらサイドバックが上がってくる。そういう攻撃から作りたいというところが一つの狙いでした。それによってマーキングもしっかりとリスク管理も今度は明確になるので、その辺でしっかりと追加点を取りに行きたいと、狙いました。
── フロンターレのゴールのにおいが感じられないようにイメージをもったのですが、監督はどうですか?
そうですか?前半も11対11でやっているときもチャンスは何度かありましたし、後半のところも立ち上がりと、田坂が抜けてきたところと。今は失点が9、10と守備のしっかりしたチームですから、そう簡単にこうフリーにさせてはもらえないとは思いますけども、それをいかに決めていくのかというところが今日の勝つためのポイントでもあったと思います。逆に相手は攻撃面でも迫力のある戦いをしてくる。攻撃に枚数をかけていったらリスタートからでもそうですが、今、それがアントラーズさんの得点のほとんどの部分を占めているのでね。そこはしっかりと締めながら攻撃に入っていくというところではあのくらいチャンスを作ってくれたかなと。あとはクロスに対する、クロスの精度と中への入り方のところがまだ、狙いとしたところとずれていたなと。後半になって焦りがあったのかもしれませんが、もっと落ち着いて精度の高いクロスをあのスピードの中で上げられる。そして中もそれに飛び込める。ここのところをもっと修正すれば、得点というものは増えるのかなと。あれだけのアントラーズさんの強固なディフェンスの中で点を取るにはそれが大事なんじゃないかなと思っています。
── 今シーズン、柔軟な選手起用のなか、この試合では山岸選手を先発起用しましたが監督がこのゲームで彼に期待した部分。彼のパフォーマンスについてどうお考えでしょうか?
ディフェンスラインとボランチのところから内田選手を高い位置に上げて中盤の選手が中に入ってくるというところが一つの、ビルドアップしそうなんですが、その一発でこの前の名古屋さんも先制点を取られているんですね。ですからそこに対するところ。それからそこに飛び出していく彼の力をやはり、一つは狙いました。彼はそこの所をしっかりとやってくれたと思います。前半のところで足元に入ってシュートを打てなかったんですが、やっぱりあの間に入っていって、右サイドからのクロスを得点に結び付けてくれたらというところはありました。
── 中村選手を一つ上げている理由は?
その辺は戦術的なところになるので、コメントは控えたいと思います。