和田 尚教授
1)研究内容
@学校体育における心理学的問題に関する研究
体育授業には心理学的な多くの問題が包含されているが、其の中で特にスキ
ルの効果的な指導の在り方をイメージとの関連で究明する。
また、指導において重視される動機づけと関連して、楽しさについての問題
をフロー概念を用いて明らかにする。
A生涯スポーツに対する心理学的アプローチ
人とスポーツとの関わりを問題とする場合、動機、運動遂行中の認知・感情、
関わり方、効果(影響)などの側面からの分析が求められる。人間の基本的運
動であり誰もが手軽に取り組めるランニングに関する研究を概観することは、
そうした問題を明らかにするための有効な手段である。
現在、最近10年間の文献研究を行うとともに、運動信念測定のための尺度
の開発を目指している。
2)過去の研究・活動業績
共著書
@「体育授業の心理学」市村操一他編著 大修館書店 2002年
A「スポーツ心理学の世界」杉原隆他編著 福村出版 2001年
B「コーチングの心理Q&A」スポーツ心理学会編 不昧堂 1998年
C「中学校体育・スポーツ教育実践講座」(株)ニチブン 1998年
D「体育授業事典」宇土正彦監修 大修館書店 1995年
E「文部省学習指導要領準拠 新しい体育・スポーツ理論」
宇土正彦編著 大修館書店 1994年
活動業績
2001年度より教科体育の心理学研究会を発足し、会長を務めている。
3)現在の担当授業科目
(大学院)体育・スポーツ心理学特論、体育・スポーツ心理学演習
(学部)スポーツ心理学、体育心理学実習、テニス、ニュースポーツ
体育・スポーツ心理学演習T・U
4)学会・社会的活動
・ 日本体育学会評議員
・ 京都府スポーツ振興審議会委員
・ 京都府体育協会スポーツ科学委員会委員
・ 京都府医師会スポーツ医学委員会委員
・京都府スポーツ医・科学室相談事業協議会運営委員