ピーター判定負け ロシア初の世界ヘビー級戦

2006年12月11日15時07分

 WBC世界ヘビー級王者オレグ・マスカエフ(カザフスタン)対同級10位MG(オケロ)・ピーター(緑=ウガンダ)のタイトルマッチは11日モスクワのオリンピスキー・スポーツ・コンプレックスに1万を超える観衆を集めて行われたが、ピーターの強打は不発に終わり、大差の3-0判定負けを喫した。

 ロシアで行われる初の世界ヘビー級タイトルマッチとして喧伝されたこの1戦、準地元のチャンピオンが立ち上がりから攻勢に出て終始試合を支配した。体格で上回るピーターは手数が少なく、押され気味。終盤10回には右アッパーを決められてダウンを奪われ、結局最後まで会心のヒットはなかった。スコアは120-107(2人)、118-109(森田健ジャッジ)と大差がついた。なおこの試合でもオープンスコアリング・システムが採用され、4、8ラウンド終了時に3ジャッジの途中採点が公表されている。