チャブーンです。

ADTest というのは、このツールのことですよね？

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=4814FE3F-92CE-4871-B8A4-99F98B3F4338&displaylang=en

このツールに関しては、公開された情報はほとんどありません。まずこのプログラムについている 「ADTest.mth」 ファイルを「じっくり精読」することから始めてください。

このプログラムでは、adtest -r [サブコマンド] コマンドで次の動作を順に行って設定します。

1.OU 構成をセットアップ
2.「パスワードなし」のユーザアカウントのセットアップ
3.ユーザアカウントにパスワードを追加セットアップ
4.グローバルグループのセットアップ
5.グローバルグループにメンバを追加セットアップ

この状態が完了した段階でパフォーマンス試験を行うのです。うえの作業が実行できるように、事前にいくつもの作業が必要です。

・パスワードポリシーの変更
・ユーザー権利の割り当てポリシーの変更
・レジストリの変更
・adtest.ats ファイルの変更

adtest.ats をそのまま使うと、アカウントの追加作業や適切なログオン試験ができないため編集が必要なのですが、adtest.ats を編集するためには、この中身を完全に理解する必要があります。これは、先の ADTest.mth や adtest.ats ファイルの中身を詳しく読むこと、LDAP に対する深い理解が必要ですので、無償掲示板ですべてを語るといったことは難しいです。どうしても、というなら MS の有償サポートに聞いてみるとよいですが、細かいところまでサポートしてもらえるかどうかはわからないので、きちんと事前に相談してみてください。

個人的に実際に動かしたことがあり、すべてきちんと行えば動くには動きます。ですが、「完全なログオンのシミュレーション」を ADTest.exe は行わない、ということは覚えておいた方がいいですよ。具体的には、CIFS ベースのグループポリシーの適用、といった作業は行ってくれません (作り込みができる仕様ですが、たぶん実用性は低いです)。ADTest.exe は「ログオンのコア部分を負荷試験してくれる」ツールだと考えておいた方がいいでしょう。