旭市の旭中央病院で4日、医学部生を対象にした「クリニカルセミナー」が開かれた。千葉大をはじめ、弘前大(青森県)から熊本大まで、医学部で学ぶ5、6年生31人が参加した。
同病院の総合診療内科部長で教育研修部長の塩尻俊明医師が「学生にとって現場を知ることは今後の勉強に大いに役立つ」と説明。学生は自己紹介の後、尿検査などに使う「グラム染色総論」についての講義を聴き、呼吸器や産婦人科、災害によるけが人の応急治療など4グループに分かれて専門医師の指導を受けた。【新沼章】
毎日新聞 2009年7月5日 地方版