10月開院予定の北秋田市民病院が医師不足により当初予定より病床削減などを余儀なくされている問題で、北秋田市の津谷永光市長らが県庁を訪れ、優先的な医師確保などを要望した。
津谷市長は佐竹敬久知事に要望書を手渡し「指定管理者の厚生連が経営が厳しく、市も財政的に厳しい。何とか医師確保に配慮してほしい」などと訴えた。佐竹知事は「喫緊の課題ととらえており、何とかやりくりができないか考えている。打ち出の小づちはないので地道にやるしかない」と答えた。
同病院の医師数は当初の計画では31人だったが、現時点では非常勤も含め19人にとどまっている。【百武信幸】
毎日新聞 2009年7月4日 地方版