地域医療の確保方策について協議、検討する八幡浜・大洲圏域医療対策協議会が設立され、初会合が2日夜、大洲市東大洲の市総合福祉センターであった。会長に八幡浜医師会の中島俊明会長を選んだ。
同会は県が呼び掛けて結成され、圏域の医師会、救急告示病院、消防本部、住民団体、市町、県など27団体・機関で構成。橋本顕治・県八幡浜支局長が「全国的な医師不足の中で、勤務医の負担軽減がスムーズに改善できないか、できることから取り組みたい」とあいさつした。各機関から救急医療の現状報告などがあった。
意見交換では、病院関係者は「医師不足で現場の医師は現況で既に限界だ」と、消防関係者は「救急患者を市外へ搬送している。近くに搬送できれば救急隊の負担も軽減できる」などと発言した。
同会では今後、病院勤務医に関する意識調査(労働環境、救急医療など)を行うことにしている。【門田修一】
毎日新聞 2009年7月4日 地方版