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昨年のプロレス事故死、団体代表ら3人書類送検へ 警視庁
東京都江東区の格闘技ホールで昨年10月、プロレス団体に所属する男性が危険な技で首を強打して死亡した事故で、警視庁東京湾岸署は事故防止に必要な措置を怠ったとして、業務上過失致死の疑いで、技をかけた所属団体代表(30)と同僚選手の会社員(35)、練習を主催した別のプロレス団体の代表(30)を書類送検する方針を固めた。
死亡したのは神奈川県平塚市の会社員、由利大輔さん=当時(25)。
同署の調べによると、昨年10月18日未明、同区新木場の格闘技ホールのリングで、所属団体代表が由利さんを肩車し、同僚選手がコーナー上からジャンプして水平にした腕を相手の首に当てて倒す「ラリアット」と呼ばれる技をかけた。
この技は肩車された高所からラリアットで落下する危険性から「ダブルインパクト」と呼ばれ、由利さんはマット上に頭から落下。搬送先の病院で意識不明となり、同月24日に頸椎骨折で死亡した。
同署は、団体代表らが由利さんに対して受け身など事故防止に必要な指導を十分に行わずに危険な技をかけた過失があると判断。別団体の代表については練習を主催した立場でありながら、危険な技をかけさせないよう管理する義務を怠ったとみている。
団体関係者によると、当時、団体には代表を含めて選手3人が所属。由利さんは昨年4月に入団し、会社員をしながら同年8月にデビュー。リング上での練習は3回目で、ダブルインパクトを受けるのは初めてだったという。
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