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厚労省前局長ら起訴 郵便不正事件、偽証明書発行の罪

2009年7月4日17時25分

 自称・障害者団体「凛(りん)の会」(現・白山会)を郵便割引制度の適用団体と認めた偽の証明書が厚生労働省で発行された事件で、大阪地検特捜部は4日、厚労省の前雇用均等・児童家庭局長、村木厚子容疑者(53)と、障害保健福祉部企画課係長、上村勉容疑者(39)ら4人を虚偽有印公文書作成・同行使の罪で大阪地裁に起訴した。村木前局長は関与を全面的に否認し、上村係長らは認めているという。

 ほかの2人は、凛の会元会長で白山会代表の倉沢邦夫容疑者(73)▽凛の会元幹部の河野克史容疑者(68)。

 起訴された内容によると、村木前局長は企画課長だった04年6月初め、凛の会に障害者団体の実態がないと知りながら、上村係長に指示して5月28日付の偽の証明書を作らせ、河野元幹部が6月10日、割引適用を受けるため東京・日本橋の郵便窓口に提出したとされる。

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