…
もうすぐでさぁ‥
半年がたつね。
あの時さぁ‥
二人で流した涙は
…
ねぇ？
本物だったよね。
私はよく泣いていたけど
君が泣いていたから。
大泣きしていたよね。
過去をたまに振りかえる事って
前に進んで
いないんじゃなくて
ある意味
飛躍している証だと
私は想う。
君が私を
過去に強くしてくれた
事に違いはないから。
久しぶりにね
君が泣いていた時
流れた曲を耳にしたよ。
じーんっと
深く心と脳内に
刻まれた記憶が
蘇って
私は眉間にシワをよせた。
…
もう君の事で
流したくないから
涙。
夏には
浴衣とか二人して
着て
花火かお祭り行ってさ‥
プリクラとか
写メとか
きっと
くさるほど
残すんだろうなーとか、
何故か
真冬から
頭の中で独りきり
描いていた私がいた。
二人の
未来がなくなる
なんて
ありえないと思っていた
ずっと
ずっと
隣にいてくれるものだと
勘違いしていた。
今になったから
真実をいえる。
からっぽになった
私の部屋…
数ヶ月前は
どんどん君の荷物増えて
嬉しさはじめて
覚えたのに。
君との写真はがして
鍵が戻ってきて
荷物がどんどん
なくなって。
気づいたら
部屋が広くなっていて
涙かれる程
何日間も泣きじゃくれた、
しゃがみこんで
床に大粒の涙が
ぽたぽた
こぼれ落ちる。
お風呂つかっても
涙がとまらない。
鬱になった大きな原因｡
睡眠薬のんで
涙流しながら
意識なくして寝る。
起きて隣に君がいない
現実を受け入れられなくて
どうしようもなくなって
また意識なくしたいって
考えたくない
…だから動けない。
ねぇ、今どこ？
一人コワイ…
そんな
気持ちだけが募った。
笑った分だけ
私は泣いた。
泣いた分だけ
好きだった。
一緒に過ごした濃き短い日々。
『来年もこうしていような』
クリスマスはこなくていい。
正月も
私の誕生日も
いらない。
ねぇ‥
まだ君の右手の
温もりが
私の左手から消えない。
キミの笑顔と
こぼした涙が
鮮明に
私の脳内に
刻み込まれて
焼きついている。
…
約束守るって
言ったくせに。