エルサレム(CNN) パレスチナ自治区ガザの病院関係者は2日、ガザ市東部にあるエルマレジ難民キャンプにイスラエル軍戦車の砲弾が着弾、17歳少女が死亡、1人が負傷したと述べた。イスラエル軍報道官は、ガザ境界線外で哨戒中の部隊兵士に迫撃砲の攻撃があり、報復のために撃ち込んだと述べた。
イスラエル側に死傷者はないとしている。
ガザでは昨年末から今年1月にかけ、イスラエル軍が侵攻、同自治区を支配するパレスチナ強硬派ハマスとの武装衝突が起きたが、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは1日、イスラエル軍が同紛争で子供を含む非武装の住民数百人を殺害する戦争犯罪を起こしたと主張する報告書を発表している。
同時にハマスや他のパレスチナ武装勢力に対しても、イスラエル南部に数百発のロケット弾を撃ち込んで死傷者を生み、数千人が避難する戦争犯罪を行ったと批判した。