Print this Post Article Lists Back

支持率低下の自民救う「ABBA」

 「ABBAが自民党を救う」

 麻生太郎首相に対する支持率が10%台にまで落ち込むなど、政権崩壊の危機に直面している日本の与党・自民党の内部でこんな発言が飛び出した。「ABBA」といえば、1970年代から80年代にかけ一世を風靡(ふうび)した、スウェーデン出身の男女4人からなるポップス・グループだが、同党でいう「ABBA」とはもちろん、このグループのことではない。

 同党の幹事長を務めた加藤紘一議員は1日、イギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで、「総選挙が行われれば、党にとって最後の瞬間が訪れるかもしれない。若手の議員たちを中心に、“ABBA”が自民党にとっての危機打開策になる、という主張が出ている」と述べた。加藤議員によると、「ABBA」とは「Anybody is better than Aso」の略で、「卓越した人物はいないものの、誰であれ麻生首相よりはましだ」という意味だという。

李竜洙(イ・ヨンス)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る