最終更新: 2009/07/02 11:57

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政治

麻生首相の党役員人事断念に党内から求心力低下は必至との見方 総選挙日程にも影響か

麻生首相が1日、党役員人事を断念し、閣僚2人の補充にとどまったことを受け、自民党内から、麻生首相の求心力低下は必至との見方が広がっており、解散・総選挙の日程にも影響が出てきそうな情勢となっている。
最後の秘策ともいえた党役員人事の見送りは、麻生首相の指導力のなさをあらためて露呈した形となった。
自民党内の中堅・若手からは、「これで麻生総理の求心力はゼロになった」と批判する声も出ており、2日朝も反麻生の拠点になるのではとの観測も出ている「マニフェスト連合会議」のメンバーが、細田幹事長に執行部の戦略を厳しく問いただした。
佐藤 ゆかり議員は「党内でわたしたちが見ていても、どっちへ向いているのかわからない」と述べた。
清水 鴻一郎議員は「役員人事を変えようということ自体が、声が上がって辞めるというのは最悪の事態だと思います。指導力の陰りを感じますよね」と述べた。
党内では「麻生おろし」の動きがじわじわと広がりつつある状況で、麻生首相が自らの手で解散を打てるかどうかについても、疑問視する声が出始めている。
解散・総選挙の日程について、麻生首相は現段階で、東京都議選直後に解散することを念頭に置いているとみられる。
その場合、8月上旬の2日か9日、9日の長崎原爆の日を避けて、8日の土曜日に投開票を行うという案も出ている。
ただ、5日の静岡県知事選挙や12日の都議選で与党が負けると、一気に総裁選前倒し論が噴出する可能性がある。
一方、都議選との接近を避けたい公明党の意向もあって、お盆が終わったあとの8月30日や9月6日に投開票をすべきという意見も出ている。
その場合、総裁選前倒しによる麻生首相退陣というシナリオが、いっそう現実味を帯びてくる可能性がある。

(07/02 11:56)


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