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銚子市立総合病院:休止問題 「再生事業機構」近く設置 /千葉

 ◇医師、看護師確保目指す

 休止中の銚子市立総合病院について、野平匡邦市長は1日、近く「病院再生事業機構」(仮称)を設け、「内科・外科・整形外科・小児科の4診療科目で病床数100~150」という規模を基本に構想を練ってもらうことを明らかにした。ただ、来年4月としていた暫定再開時期は遅れる可能性を示唆した。

 事業機構は、医師や公認会計士、弁護士ら10人以内で構成し、医科大学や医師個人、病院、地域医療振興協会などと交渉し、医師や看護師らの確保を目指す。また、病院を運営する経営母体(医療法人などの形態)を組織するという。

 市は、事業機構と委任契約を結んで着手金を支払い、病院再開が実現した場合にのみ報酬を支払うという仕組みにする。確保した医師が一定期間勤めなければ、事業機構に罰金を科すこともできるようにする。事業機構が再開準備を整えた段階で、市の「市立病院指定管理者選定委員会」が審査し、適切と判断した上で再開する。

 選定委は先月委員長が辞任を表明し、休止状態となっている。野平市長は「選定委は必要な時点で再開する。同事業機構の進行状態によるが、病院の来年4月の暫定再開はなんともいえない」としている。【新沼章】

毎日新聞 2009年7月2日 地方版

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