2009-06-30

高千穂にて

テーマ:ブログ

 3年前、県知事選に出馬することを決めたのも、ここ高千穂だった。

 今日、夕方、UMKのニュースで信じられない映像が流れた。僕が、今日の記者会見で、ボソッと「めんどうくさい~」と愚痴的に漏らした。その一言が、まるで県政に対して「めんどうくさい」と言ったのでは?と捉えられるような編集になっていた。

 僕は、あくまで、メディアに同じことを何度も聞かれ、それに一々答えるのが「めんどうくさい」と言ったのである。


 どうして、地元メディアはああも足を引っ張るような報道・行動をするのだろう?

 別に、今回のことに限ったことではないが、あらゆる種類の足の引っ張り合いが、この県の発展を阻害して来た要因ではないのだろうか?


 「急がば、回るな」というのが、あの石川遼選手の座右の銘らしい。チャンスと見たら、それに向かって進み、そのチャンスにトライしようという意味らしい。


 地方の財政は大変厳しい。宮崎もこのまま行けば、やがて財政基金が枯渇し、予算が組めなくなる。他にも、全国的に、いつ夕張市みたいな財政破綻自治体が出てもおかしくない状況である。

 

 それを避けるため、全国知事会の提案は、①地方と国の税源配分を5対5にする、②交付税の復元、③地方消費税率のアップ、④国と地方の二重行政の見直し、⑤直轄事業負担金の見直し・廃止、⑥地方分権を進める等・・・・・・・この国の形を変える施策、地方に軸足を置いた提案になっている。この施策を政府に実行して頂かなければならない。

 僕が、僕のマニフェスト通りにいくら宮崎のPRに努めても限界がある。国の統治システム、税財源の在り方を変えなければ、地方の衰退は避けられない。というか、時自体はやがて破綻する。


 この国を変える、今回が絶好のチャンスなのである。これまで、中々変わらなかった、この国の在り方を変えるのだ。その為に、僕は、動いているのだ。

 「1期務めてからでも、国政に行くのは遅くない」と言われる方がおられる。確かに、そうだ。県知事を1期務めてからでも、国政には行けるだろう。ただ、国政に行くだけなら。しかし、この国を変えるチャンスがその時にあるかどうかをその方が担保出来るのだろうか? チャンスなんてそうそうは無い。


 宮崎を始め、貧窮する地方の為に、国を変えられなければ、国政を担当する必要は無い。つまり、自民党さんが、今回の僕の提案を受諾して頂けなければ、国政に身を置くつもりはない。この事は何度も言わせてもらっている。

 天孫降臨の地、この高千穂は、そして、神武天皇は僕に何をメッセージしてくれるのだろう?