朝日新聞社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:秋山 耿太郎)と、米メディア大手CBSのウェブ事業部門であるCBS Interactive(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:Quincy Smith)は1日、同社日本法人のシーネットネットワークスジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:神野 恵美)が運営するITビジネス分野の専門情報サイト「CNET Japan」「ZDNet Japan」などの事業を朝日新聞社が引き継ぐことで合意しました。
朝日新聞社は、CBS Interactiveからシーネットネットワークスジャパンの事業を継承するとともに、「CNET」「ZDNet」などに関するライセンス契約を結びます。事業の引継ぎは、今年の9月1日を予定し、これから手続きに入ります。
朝日新聞社は、シーネットネットワークスジャパンが運営する「CNET Japan」「ZDNet Japan」、ゲーム情報サイト「GameSpot Japan」、鉄道関連情報サイト「鉄道コム」などの日本語サイトを継承、発展させるとともに、自社運営しているニュースサイト「asahi.com」やビートルズ世代向け情報サイト「どらく」などとの連携を図り、ウェブ事業を強化して参ります。
また、今回の事業継承を機に、朝日新聞社とCBS Interactiveはウェブ事業分野でのパートナーシップを築き、今後、さまざまな協業の可能性を検討して参ります。
CBS InteractiveのAdam Powerインターナショナル部門プレジデントは、今回の関係樹立について「朝日新聞社という重要なメディアプレーヤーと事業展開ができることを光栄に思います。このパートナーシップにより、我々は日本市場において、CBS Interactiveブランドをいままで以上に強化・浸透させる機会を得ました。」とコメントしています。朝日新聞社の和気靖デジタルメディア担当は「日米双方で既存メディアの活路が問われる中、今回の提携を意味あるものにしたい。国際的な影響力を持つCNETなどの日本語サイトを運営することで、朝日新聞社としてデジタルビジネスの幅を広げたい。また、日本の情報をCBS Interactiveが展開する米英語サイトや中国語サイトを通じて発信することも進めたい」とコメントしています。