2009年7月1日12時11分
自民党の大島理森、公明党の漆原良夫両国会対策委員長は1日、国会内で会談し、鳩山民主党代表の個人献金者名の虚偽記載問題を追及するプロジェクトチームを立ち上げることを決めた。大島氏は記者団に「鳩山代表の説明は全部秘書のせいにし、実態がどうなのか説明がまったくされない」と述べ、鳩山代表の参考人招致を視野に入れていることを明らかにした。
与党は、民主党が提出した政治資金規正法改正案の審議の場で追及する構えだが、民主党は審議入りに難色を示している。
一方、河村官房長官は同日の記者会見で、「(鳩山氏の)説明を聞く限り、まさに自作自演のかなり大がかりな偽装献金、法令違反ではないのかという疑念を払拭(ふっしょく)できない」と厳しく批判した。
河村氏は「(鳩山氏が)党首討論できちっと説明責任を果たすべきだ」と述べ、1日の党首討論開催を拒否した民主党の姿勢を疑問視した。