【ワシントン=弟子丸幸子】米疾病対策センター(CDC)は25日、米国での新型インフルエンザの感染者が延べ100万人に達したとの推計をまとめた。米ジョージア州で開かれたワクチンの専門家会合でCDCが報告したとAP通信が伝えた。推計値は統計モデルで算出したという。
CDCによると、これまで検査で確認した感染者(感染の疑いが濃厚な人を含む)は約2万8000人で、100万人とは大きな開きがある。米国では医療費が高いことから高熱などの症状があっても病院に行かない場合が多い。このためCDCの医師は「確認できた例は氷山の一角だ」と以前から指摘していた。(26日 19:21)