広島県内では教師のわいせつ事件に歯止めがかからなくなっています。児童買春の疑いで逮捕された廿日市中学校の教師は20人以上とわいせつな行為を繰り返したとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。
RCCの取材カメラだけが一部始終を記録していました。27日午前6時20分、大竹市の住宅に山口県警の捜査員が家宅捜索に入りました。
この家の主は廿日市中学校の社会科教師、大崎成治容疑者、50歳。任意同行を求められ、児童買春の疑いで逮捕されました。
今年1月、15歳の女子中学生に現金を渡し、山口市内のホテルでわいせつな行為をした疑いがもたれています。大崎容疑者はわいせつ行為をカメラで撮影していたということです。
捜査関係者によりますと、大崎容疑者のパソコンからは同様にわいせつ行為を撮影したとみられる写真が、およそ20人分見つかったということです。
山口県警は撮影記録の分析から、大崎容疑者が2000年ごろから広島県外で買春を繰り返していたとみて捜査しています。
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廿日市中学校では29日から予定されていた期末テストの日程を1日延ばし、全校集会を開きました。
佐伯陽校長は、「大崎先生が法律を破って逮捕された」と説明し、謝罪したということです。
「最初冗談なのかなって思いました」「とにかくびっくりしました」(生徒)
少女へのわいせつ行為で逮捕されたり、懲戒処分を受けたりした県内の教師は今年度に入ってからだけでも大崎容疑者を含め4人にのぼっています。(6/29 19:25) |