外相、エジプトと和平協力一致 「イスラエルは譲歩を」大統領【カイロ3日共同】中曽根弘文外相は3日午前(日本時間3日午後)、カイロでエジプトのムバラク大統領と会談、中東和平実現に向けて協力していくことで一致した。大統領はイスラエルが譲歩する必要があるとの考えを強調した。 中曽根氏は「パレスチナ諸派の仲介など、解決に向けたエジプトの努力を評価する」と述べ、和平路線を進めるエジプトの立場を支持。大統領はパレスチナ強硬派と穏健派の統一が必要との認識を示した上で「平和実現にはイスラエルが譲るべきところを譲らねばならない」と指摘した。 両氏は核軍縮推進の必要性でも一致した。中曽根氏は4月27日に発表した新たな包括的核軍縮構想について説明し、北朝鮮などを念頭に弾道ミサイル開発の防止や情報開示の重要性を強調。大統領は「核軍縮には(核保有が疑われる)イスラエルを含まねばならない」と述べた。 【共同通信】
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