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裏金:北海道・滝川市体協職員が300万円 懲戒免職に

 北海道の財団法人・滝川市体育協会に派遣された滝川市の男性職員(59)=課長職=が、市から管理運営を委託された施設の利用者数や宿泊料金を改ざんするなどして、計約300万円の裏金を作っていたことが分かり、市は12日付で懲戒免職処分にした。職員は裏金を事務用品費や交際費などに充てていたという。

 市などによると、職員は00年に派遣され事務局長と常務理事を務めた。この間、05年度から3年間、屋外スケートリンクの入場者数を実際より少なく計上し、約230万円を捻出(ねんしゅつ)。04年度から06年度にかけ、サイクリングターミナルの利用者の宿泊費を、地方公務員が利用できる補助制度で割引するなどして約70万円余りを消耗品購入に充てた。

 職員は市の調査に対し「個人的な流用はない」と釈明。流用した一部を返済し、残りも返済する意向を示しているという。市は「裏金作りが多岐にわたり責任は重い」と話している。【西端栄一郎】

毎日新聞 2009年6月12日 13時39分

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