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【茨城】

強制わいせつ否認 元筑波大教授・初公判 地裁支部『同意に基づく』と

2009年6月27日

 筑波大の研究室で大学院に通う二十代の女性の体を触るなどしたとして、強制わいせつの罪に問われたつくば市松野木、元同大大学院教授(スポーツ医学専攻)、今川重彦被告(54)の初公判が二十六日、水戸地裁土浦支部(伊藤茂夫裁判長)であった。今川被告は行為そのものは認めたが、「同意に基づいたものだった」として、起訴内容を否認した。

 検察側は冒頭陳述で、被告が二〇〇七年秋ごろから女性にセクハラ行為を繰り返しており、「指導教員として、女性が逆らえない立場であることを利用して行為に及んだ」と指摘。犯行時は女性が泣きながら抵抗したにもかかわらず、一時間四十分にわたってわいせつな行為をしたと述べた。

 これに対して、弁護側は「女性は抵抗せず、外に助けを求めることもしなかった。被告は同意の上での行為と認識している」として、無罪を主張した。

 起訴状によると、今川被告は昨年八月中旬、自分の研究室で、女性の体を無理やり触るなどのわいせつな行為をしたとしている。

 

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