海部病院で始まる 県医師会の応援診療 2009/6/28 12:19
勤務医不足が深刻化している地域の公立病院を支援する徳島県医師会の応援診療が27日、牟岐町中村の県立海部病院でも始まり、矢野勇人理事(57)=碩心館(せきしんかん)病院(小松島市江田町)理事長=が日直業務に当たった。
午前8時すぎに海部病院に到着。川端義正院長らと病棟や治療室などを回り、医療機器や電子カルテシステムの説明を受けた。また例外的に受け入れた救急患者を診察した。矢野理事は毎月第4土曜日の日直を担当する。
県医師会はこのほか、7月11日と8月以降の第2日曜日にも同病院に医師を派遣する。矢野理事は「厳しい状況にあるへき地医療を守るため、助けになりたい」。川端院長は「勤務医の負担が減りとてもありがたい。医療崩壊の歯止めとして期待している」と述べた。
県医師会は14日から、上那賀病院で月1回、日曜日の外来診療を支援。7月から県立三好病院へも医師を派遣する。