農機メーカー国内4位の三菱農機(島根県東出雲町)の清水敏昭社長は3日、従来進めていたタイに加えて、中国とインドでも2011年までに現地生産を計画していることを明らかにした。3―5年後には、経済成長が見込めるロシアと東欧に輸出を目指し、海外事業を拡大させる。
中国新聞の取材に答えた。第1弾はタイに工場を設け、次に中国とインドを予定。部品は主に現地調達するため、協力メーカーを探しているという。
同社は海外に工場がなく完成品を輸出しており、円高リスクを軽減するため、まずタイで現地生産を目指していた。11年度の海外事業の売上高は約90―100億円と08年度比で倍増を目指す。
【写真説明】海外生産を進めている三菱農機の本社にある工場
|