川崎市は25日、市立川崎病院の女性看護師(26)が新型インフルエンザに感染したと発表した。同病院は新型インフルエンザ患者が入院する感染症指定医療機関だが、看護師は一般病棟に勤務しており、院内感染の可能性は低いという。症状は安定し、自宅療養している。
市によると、看護師は24日午後の簡易検査では陰性だったが、念のため25日に遺伝子検査したところ感染が確認された。24日はマスクを着用して勤務していた。濃厚接触者は同僚や患者計十数人とみられるが、今のところ体調不良を訴える人はいないという。
同病院は、厚生労働省が19日に軽症者を自宅療養とする指針を出して以降、感染者は入院していない。市内の感染者は29人目。【川端智子】
毎日新聞 2009年6月26日 地方版