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医療ミス:痛み止め注射で肺に複数の穴 鹿児島で女性死亡

 鹿児島県鹿屋市の女性(77)が今月22日、同県肝属(きもつき)郡の医院で腰痛治療で痛み止め注射を受けた後、容体が急変し、死亡した。医院の院長(61)が25日、明らかにした。鹿児島大で実施した司法解剖で、肺に複数の穴が開いていたことが確認されたという。県警肝付署は業務上過失致死の疑いで、治療した院長から事情を聴いている。

 院長は25日の会見で「女性は体重36キロのやせた方で、針が深く入りすぎたかもしれない」と、注射ミスの可能性を認めた。

 院長によると、女性は22日午前、「右の腰が痛い」と来院。腰と背中の横に痛み止めの注射(針の長さ6センチ)を10カ所ほど打った。女性は帰宅後の午後4時半ごろ、「動悸(どうき)がする」と電話で訴えたため、院長は近くのかかりつけの医師で受診するように指示した。女性は受診先で死亡したという。【新開良一】

毎日新聞 2009年6月25日 21時33分(最終更新 6月25日 21時41分)

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