高松放送局

2009年6月25日 18時44分更新

高松市が渇水対策協議


香川県などの主な水源となっている早明浦ダムの貯水率が下がり続け早ければ来月4日にも第4次取水制限が実施される見通しとなったことを受けて、高松市は今後の対応を話し合い、水道の水を出にくくする減圧給水をさらに強化することなどを決めました。

早明浦ダムの貯水率は25日午前0時の時点で31.8%と、平年よりも50ポイント余り低くなっていて、現在は香川県への水の供給量を50%減らす第3次取水制限が実施されています。

今後は早ければ来月4日にも第4次取水制限が実施される見通しとなっていることから、高松市は、市の幹部などで作る渇水対策本部会議を開いて対応を話し合いました。

この中で大西市長は、「市内の水源についてはまだ水があるものの、農業用などで本格的な需要期を迎えることから、このままでは非常に厳しい状況になる」と述べて、渇水の長期化に備える必要性を強調しました。

協議では、第4次取水制限が実施された段階で、▼水道の水を出にくくする減圧給水を、さらに強化し、水圧を通常よりも33.3%下げることや、▼市内3か所の浄水場で給水できるようにすることなどを決めました。

また早明浦ダムの貯水率がさらに低下して0%に達した場合については、市内8か所の市営プールの使用を自粛することなどを決めました。