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油木ダム:行橋市、1日200トンの水もらい受け開始--貯水率6.3% /福岡

 ◇今後の降雨に期待

 ◇苅田町も渇水対策本部設置

 行橋市や苅田町の水源、油木ダム(添田町)の貯水量は22日午後4時現在で91万3000トン、満水時の6・3%になった。23日未明に大雨が予報されているものの、行橋市は22日、豊前市が京築地区水道企業団から受けている水から1日約200トンのもらい受けを始めた。苅田町も同日、渇水対策検討会議を対策本部(本部長・吉広啓子町長)に格上げした。

 ダム周辺では21日、11日ぶりの降雨があったが、雨量は4ミリ。22日も午後4時現在3ミリで、同日午前9時に90万5000トンまで落ち込んだ貯水量を微増させるにとどまった。同午後6時ごろ強めの雨が降り始め、貯水量回復が期待される。

 同市は予定通り、23日午前0時に上水道の減圧率を10%から15%に高める。高台の住宅で水が出にくい場所が発生する可能性があるため、公用トラックに2トンタンクを積んだ急造の給水車を用意、23日早朝からの出動に備えた。

 苅田町は▽小中学校のプール開き見合わせ▽総合保健福祉センターと総合福祉会館の浴場休止▽広報車による節水呼びかけ--を続ける。町総務課は「井ノ口貯水池と山口ダムに計約85万トンの貯水があり、油木ダム水量がゼロになっても急場はしのげる」と話す。【降旗英峰】

〔京築版〕

毎日新聞 2009年6月23日 地方版

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