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【政治】

民主『政治とカネ』反撃

2009年6月25日 朝刊

 民主党など野党は二十四日、与謝野財務相側への迂回献金疑惑を国会で徹底追及する方針を決めた。民主党は小沢代表代行の秘書が絡んだ西松建設の巨額献金事件で守勢に回っていたが、次期衆院選に向けて「政治とカネ」の問題で反撃に出る構えだ。

 鳩山由紀夫代表は党本部で記者団に、この疑惑について「大変重い話だ。大臣就任中に答弁もし、お金も入っている。『かかわりのない昔からの縁だ』と言って通じるだろうか」と批判した。鳩山氏は「与謝野氏が説明責任を果たしているとは思えない。閣僚在任中の話だから、事実関係を明らかにすることが大事だ」とも指摘した。

 民主、共産、社民の野党三党の参院国対委員長は国会内で会談し、参院予算委員会での集中審議を与党に求めることで一致した。

 ただ、この問題を追及することで、西松事件を蒸し返される懸念もある。それでも、党幹部は「小沢氏はもう新しい話は出ない。与謝野氏は閣僚で職務権限があるから重大な問題だ」と述べた。

◆小沢氏「違法行為一切していない」 西松公判コメント

 民主党の小沢代表代行は二十四日、愛知県田原市で記者団に、西松建設の献金事件の初公判で自身の事務所による談合への関与が指摘されたことについて「私も秘書も、法に反するようなことは一切していない」と語った。十九日の公判に関して小沢氏がコメントしたのは初めて。

 

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