岡山放送局

2009年6月24日 23時42分更新

岡山市で新型インフル確認

ハワイから帰国した岡山市の20代の女性が新型インフルエンザに感染していることが確認されました。
この女性は自宅で幼児向けの教室を開いていたということで、市は近くにいた人たちの健康状態に問題がないか調査しています。
感染が確認されたのは岡山市北区の20代の女性です。
岡山市によりますとこの女性は今月17日にハワイに旅行に出かけて21日に成田空港に帰国しました。

そしてその日のうちに羽田空港から国内線を利用して岡山空港に到着し、家族の運転する乗用車で自宅に戻ったということです。

女性はこの2日後の23日から38度を超える熱が出て、24日、岡山市立市民病院で診察を受けたところ、新型インフルエンザに感染している疑いがあったため、遺伝子による詳しい検査が行われた結果、感染が確認されたということです。

これを受けて岡山市では24日夕方から高谷市長など幹部が集まって緊急の対策会議を開き今後の対応を協議しました。

岡山市によりますと女性は現在も38度台の熱がありのどの痛みを訴えていますが自宅で療養しているということです。

またいっしょに暮らしている家族にはいまのところ発熱などの症状はみられないということです。

一方で、女性は自宅で幼児向けの教室を開き5人の子どもたちが通っていたということで、岡山市は帰国したあとの動きをさらに詳しく調べるとともに、幼児教室で接した子どもたちなど近くにいた人たちの健康状態に問題がないか調査を進めています。