韓国で初めてとなる尊厳死の措置がとられた女性が、丸一日経ったいまも自力で呼吸を続けていて、この女性が尊厳死の対象だったかどうか物議を醸しています。
尊厳死を認める初めての最高裁判決を受け、ソウル市内の総合病院は、23日午前、1年4か月間続けてきた76歳の女性の延命治療を中止しました。
ところが、この女性、3時間以内に死亡するとの主治医の予測に反し、人工呼吸器を取り外されてから丸1日が過ぎた現在も自力で呼吸を続けています。
尊厳死の措置を取られた患者が、自力で呼吸を続けて生きながらえるという想定外の事態に、この女性を尊厳死の対象とした医師の判断を含め、さらに論議を呼びそうです。(24日13:28)