三瓶山の北西麓、秘境の地へひっそりと湧く小屋原温泉。
私たちが今回島根県で一番楽しみにしていた温泉でもある。
小屋原温泉へ宿泊したのは島根県へ到着して1日目。道の選択を間違え反対側から来たらそうでもなかった道が半端ではない山道を通る事に。
島根県とはなんて秘境なんだ、と驚いた瞬間だった。
しかし次の日、反対側から帰って撃沈。こんなに走りやすい道だったのかと・・・。
道の選択は要注意。三瓶温泉へ行く道の方から向かう事をお勧めする。
《2005年5月 宿泊レポート》
お気に入り度:★★★★★
接客:★★★
食事:★★★★
宿の雰囲気:★★★
部屋の雰囲気:★★★
温泉雰囲気:★★★★
泉質:★★★★★
貸切内湯
住所
島根県大田市三瓶町小屋原1014−1
電話
08548-3-2101
アクセス
■JR大田市駅→バス35分後送迎
■大田市→15km20分
営業時間
9:00〜19:30
料金
宿泊:
8000円〜
日帰り:400円
お風呂
貸切内湯:4
休業日
冬季閉鎖
通年営業
到着してみると思っていた通り自然がいっぱいの鄙びムード満天。
木造の趣のあるという雰囲気とはまた違い外観は何てことはない簡素な雰囲気だが、中へ入ると素朴な湯治ムード満天。
1泊2食付 5月2日
月曜日泊 9075円
6畳+1.5畳+トイレ付
部屋は素朴でシンプル。窓からは外の川が見渡せとても落ち着く部屋。私がもっとも落ち着く部屋の作りといってもいだろう。ほこりがたまっている事もなく清潔なのも嬉しいポイント。
テレビ
トイレ(洋式)
洗面場所
エアコン
浴衣(羽織はなし)・小タオル・歯ブラシ
お茶セット
茶菓子のお饅頭
【熊谷温泉の接客について】
評判も良く、沢山のファンが多い小屋原温泉。
はじめ私は電話対応がとても悪い為、その評判はいかがなものかと疑った。
しかし到着してみるとあれ・・対応が良い。
私を対応している途中で誰かから電話がかかってきた。
あれ・・・対応が悪い・・。聞いていると、「あ〜無理ですね」とそっけない態度。何故か電話との対応を分けているように見える。
きっとそっけない対応なんだろうと思っていたが、良い対応に気をよくした私だった。家庭的な対応・・というわけでもなくどちらかというと事務的ではあるが帰りには外まで出てきてお見送りをしてくれる。とても嬉しく感じた。
食事は土地の素材を使用した料金にしては豪華なもの。
特に天ぷらは変わったもので、何かの花だったりと珍品に喜ぶ私。
刺身・天ぷら・煮物、全てがおいしく満足の食事だった。
ただ、食事何処は少し寒い。朝は特に寒く食事をおいしく感じる事もできないほどだった。
この中途半端な時期だからこその事だろうと思うが寒い事に弱い私には辛いことだ。
食事何処
じんわり身体に染みわたるぬるめの湯
人肌程度の温度ではあるが気泡により身体が熱くなる。まず手のひらが熱くなり、その後身体のいたるところの血行の良さを感じる。湯船の淵、床へは成分の濃さを物語る析出物が付き、感動を覚える。
【左から3番目の湯】
なんといってもすばらしかったのはこの湯。
炭酸は七里田に迫るほどパチパチパチと弾け、湯の表面には油が浮いている
ような色をしている。
味は炭酸4番目の次に強め・ダシ味も4番目の次に強め。
湯船が小さい分一番新鮮な湯だろう。
温度も一番ぬるく、ここでは約1時間心ゆくまで堪能した。
【左から1番目の湯】
他よりも濁りがあり、温度が高め(高めといってもかなりぬるい。)
源泉投入量は一番少なく泡付きも少ない。
ここだけ湯船が木造で作られており、床の析出物は綺麗に削りとられたかのようにツルツル。
味は炭酸少なめのだし味。
【左から2番目の湯】
他よりも透明度が高い
一番味が薄くダシ味も炭酸味も少々といった感じ。
一番薄いように感じた。
温度は一番奥の湯船の次に高め。
【左から4番目の湯】
3番目と少し似ていて炭酸・ダシ味が一番強い。
ぬるいのは3番目その次がここ。
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小屋原温泉へは貸切内湯が4つ有り、一つ一つが微妙に違う。
私たちは夕方に到着し、この日は2つだけ・・・と思っていたが、あまりの極上湯に気が付いたら4つの湯船をはしごし約3時間程入浴し続けた。
内湯といっても大きな窓が開放感があり、外の綺麗な緑にはアロマ効果が。
シャワー・カランなどはないが、シャンプー・リンスは置いてあり、カランもある為洗髪も問題ない。
浴室の前に通る廊下は木造の鄙びたもの。この部分だけを切り取ると何百年も前の湯治場を思わせる。
この日の宿泊客は2組。今まで宿泊した宿の中で最も長い時間温泉へ浸かっていた温泉だ。
浴室前の廊下は湯治場そのもの
朝ご飯を食べてまた寝る彼。結局出発はチェックアウト時間の10時に・・・。
小屋原温泉の良かったところ
は総合的に満足の御宿。特に温泉がすばらしく、4つの湯船をはしごできるのは宿泊者の特権。日帰り入浴の場合、土、日となるとかなり待つ事になることも・・・。この日も朝から日帰り客が来ていた。
悪かったところ
は、あまりないが部屋と食事何処の寒さが少々、。といった程度。あとは電話対応は悪いがたいした悪い点というわけではない。
源泉名
小屋原温泉
泉質
含二酸化炭素・ナトリウム・マグネシウム・塩化物・炭酸水素塩泉
効能
源泉温度
37.6度 自然湧出
P.H
6.0
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