今季が2年契約の最終年となっている日本ハム・梨田昌孝監督(55)の来季続投が22日、濃厚となった。球団首脳が「客観的な情勢をみれば、その方向性にある」と現段階の成績を踏まえ、続投させる考えを明かした。
就任1年目の昨季はリーグ最低のチーム打率.255、533得点と貧打に悩まされ3位に終わったが、今季は22日現在で61試合を消化し、ソフトバンクと同率ながら35勝25敗1分けで首位。5月10日からはリーグ首位の座を一度も明け渡していない。
2007年以来2年ぶりの交流戦優勝は果たせなかったが、12勝11敗1分け。交流戦最終戦となった21日の広島戦(マツダ)後、梨田監督は「最低ラインの(勝率)5割以上でいけた」と振り返り、26日から再開するリーグ戦(対ロッテ、千葉マリン)に向けて「気分を変えていかないと」と決意を新たにした。
“続投”の正式決定は8月以降の見込みだが、エース・ダルビッシュを擁し、チーム打率.292と335得点は12球団トップ。今はクライマックスシリーズ(CS)進出、そして昨季西武に奪われた覇権奪回を目指してタクトをふるう。