2軍降格が決まり、車に乗り込んだ中田はうつろな表情で引き揚げる
「広島7-5日本ハム」(21日、マツダ)
5月20日に札幌からスタートした1軍生活は、故郷・広島でひとまずピリオドを打った。試合後、2軍落ちが決まった日本ハム・中田は「仕方ない」とだけ話し、球場を後にした。
この日の出番はなかったが、珍しくはない。一塁の守備に難があり起用は代打か指名打者。梨田監督は「いいところも見せてくれたけど現状では使い切れない。本人も(出場機会が少なく)不本意だろうし」と説明した。出場11試合で14打数4安打。打点と本塁打はないが「十分。昨日も代打でいい当たりを打ったし打線の力になってくれた」と評価する。課題は明白。守備と走塁だ。
「まだ20歳。これからチームを支える上で何が必要かをつかんでくれれば」という指揮官の期待に応えられるか。23日から合流する2軍で足りない部分を埋め、再びはい上がる。