「小沢昭一的こころ」支えたこだわり…宮腰太郎さん
5月6日、肺炎のため81歳で死去
時代を感じさせる三味線のテーマソングに合わせて、元TBSアナ、藤田恒美さんの「小沢昭一の小沢昭一的こころ。口演・小沢昭一、筋書き・宮腰太郎、お囃子・山本直純」のナレーションがかぶさる。聞き覚えのある読者は多いだろう。
TBSラジオの長寿番組「小沢昭一的こころ」の台本を今年1月まで約30年にわたって担当。小沢さん(80)(左)=の絶妙な話芸を支えてきた。自身の役割を「脚本家」ではなく、「筋書き作家」とこだわり続けてきた職人だった。同世代の“懐刀”を失った小沢さんの悲しみはいかばかりか。
「まさに“ツーカー”っていうのかな。年も1つしか違わないし、皆まで言わなくても何でもハナシが通じる。こちらの思惑通りの台本を持ってきてくれて、本当にありがたかったですねぇ。筋書き職人魂もスゴかったけど、人間的にもオチャメでものすごくいい人でしたよ。うん、いい人だった…」
1928年、東京生まれ。東京教育大(現筑波大)文学部を中退した後、編集者や映画の脚本家、コピーライターなどを経てフリーライターに。79年、51歳のときに「小沢昭一的こころ」の担当となった。
「一緒に東京から大阪まで各駅停車で旅行しましてね。ボクの行状をつぶさに観察して、そのまま全部活字にしちゃう。ボクは飲まないけど、あの人は若いころから酒好きでね。酔っぱらってフタの開いたトイレの便器にお尻突っ込んじゃったこともあったな。愛嬌があって…。ボクの番組は、放送開始以来ずっとボク1人で出演しているでしょ。本当に、貴重な相棒を亡くしましたねぇ」
「お囃子」担当の山本直純氏はすでに他界しており、小沢さんは1人になってしまった。だが、昭和から平成の語り部・小沢昭一を支え続けた「筋書き作家」の魂は、これからも番組の中で脈々と生き続けるだろう。
ZAKZAK 2009/06/23
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